アミメナミシャクの類.シャンハイオエダシャク.セキナミシャク.バラシロエダシャク.シラクモアツバ.ヒサゴスズメ.アオナミシャク.エゾシモフリスズメ.キドクガ.ミカドアツバ.シラホシヨトウ.

 長かった….やっと夜回り再開.
 アリナミンの効果が切れて,どっと疲労感が襲ってきたが出撃.惜しい命ではないのだが,久しぶりのカメラが重い.フラッシュのコントローラーは外れなくなったままである.


 ノギスを忘れたけどまあいいや.壊れた奴を使おう.

大沼公園駐車場

 まず猫を追っ払う.この場所は夏にはしばしば若者がたむろす.彼らはすべからく猫をどこか遠くへ連れて行くべきである.
 蛾は白っぽいものを中心に沢山飛来している.


 ・ベニススメがいたが,走り回っただけで逃走.キドクガも逃走.撮りたい蛾は大抵逃げてしまう.
 ・女性トイレの戸にセンモンヤガ.目力ならぬ「紋力」の強い美しい蛾なのだが,本質はただの「根切り虫」なので損をしている.画像も割愛.
 ・ミスジコナフエダシャク(17mm).ハンノトビスジエダシャク(14mm).ギンモントガリバ(22mm).

 とにかく蛾たちは落ち着きがない.
 翅を立てている蛾が目立つ.

 アミメナミシャクの類.「キアミメ」か「ミヤマアミメ」かは判別できない.目立つ蛾であるだけに残念.

 翅を立てているその2.

 どうやらシャンハイオエダシャクであるようだ.翅表からでは帯模様は薄くぼんやりしか見えないが,裏面はしっかり帯になっている.


 駐車場の奥の方で,携帯電話で大声で話している人がいてそちらは探索できず.

アルテン温泉看板

 きりがなさそうなのでツトガ類はスルー.他のめぼしい蛾のいない時に重点的に撮ればよいのである.

 シラクモアツバ.17mm.

 こんな蛾像ばかり.初心はとっくに失われている.

 初見.測ろうとして逃げられる.あまり大きくない.腹が赤っぽい.

 セキナミシャクオオハガタナミシャクと同じ Ecliptopera属.

 優先順位の低い地味な普通種なので,貼れるときに貼らないとどこまでも後回しになってしまう.

 バラシロエダシャク.15mm.
 学名は Lomographa temerata .6月22日記事のウスフタスジシロエダシャクやらなんらやと同属.この蛾の名前は覚えやすくてよろしい.
 種小名は「汚された」.

 ・オオバトガリバ(18mm).ホソバナミシャク
 ・ツトガ沢山.ヤマメイガの類.ウスバミスジエダシャク(?).

馬場駐車場

 ・クルマスズメ逃走.

 スズメガ2種.
 ヒサゴスズメ.29mm.

 シーズン初のエゾシモフリスズメ.45mm.

 スズメガを顔で同定する…メリットはないなあ.

 アオナミシャク.測ろうとしたら逃げてしまった.そういう蛾ばかり.

 アオシャク色なのだが翅の形がなんとなくアオシャクとは違うし,こういう角度で撮ると目つきはなるほどナミシャク.

 やっとキドクガの落ち着いた画像.

 19mm.大きい.♀なのか,それとも初夏のものは大きいのか.検討課題.

 ・ハネモンリンガ(17mm),よく巻いた個体.モンシロツマキリエダシャクフトスジモンヒトリ(21mm).
 ・ハンノトビスジエダシャク*2頭.

温泉駐車場

 パークゴルフ客用の白テントが立っていて灯火採集スクリーンのようである.とはいえ,照明が強く当たっていないので蛾の飛来は少ない.

 初見.オレンジ色の美しい蛾.12mm.
 「みんな蛾」では斜めアングル画像なので,こちらは正対で.

 ミカドアツバ.上のシラクモアツバ同様に「シタバアツバ」(シタバガ亜科).

 シラホシヨトウ*2頭.夜目には白紋が印象的な蛾.でも普通種で沢山いるのですぐに飽きる.

 18mm.腹背の先頭の毛束が赤いのだが,この画像ではよく分からない.

 ・白っぽい蛾やらエダシャクがやたらに落ちているが撮らず.
 ・ハンノケンモン

大沼公園駐車場

 ベニスズメに未練があって,帰路に再訪.
 ・オオミズアオ*2.ヨツメエダシャクセダカシャチホコ(割愛).

 スズメガの顔,今夜の3頭目

 アジアホソバスズメ

 ・小さいゴミムシ

今夜の死骸.


 やっぱり蛾撮りは楽しい.これから苫小牧は夏に入る.