フタスジカスミカメ.カギシロスジアオシャク.クルマスズメ.アカフツヅリガ.ウストビモンナミシャク.ホソバナミシャク.ミツボシツマキリアツバ.ツマジロツマキリアツバ.ホソサシガメ.オオホソアオバヤガ.

 昨夜よりも更に雨っぽいよ.でも蛾は来ているのだろうなあ.気温は18℃.臨界点を越えているらしく,かえってガスは薄い.いつ降ってきてもおかしくない.
 走り出してすぐに思い出した.今日は温泉施設が休館日だ.ということは,アルテン内の駐車場に侵入できない.錦大沼公園と,温泉看板のちょろちょろで済ませるしかないけど考えようによっては楽でいい.
 狩り場が少なくたって,どうせ,うじゃうじゃ撮れるに違いないのである.

大沼公園駐車場.

 ●とにかくクルマスズメだらけ.5頭まで確認.どれもサイズは42〜43mm.翅の色合いに多少の個体差はあるが,わたしはクルマスズメのマニアではないので興味深いというほどのものではない.数枚撮って飽きた.
 ●ウチスズメ.未測定.この夜は概して面倒くさがって測定を怠っている.

 こんな夜はアマガエル日和だと思っていると,カタツムリにとっても日和っているらしく,大きなそれを見つける.

 事はそれだけでおさまらず,何を考えたものか左方向からダッシュしてきたフタスジカスミカメが殻の上を右往左往する.

 まだ乾いていない舗石の上に青い蛾が舞い降りる.

 カギシロスジアオシャク.この蛾は翅を軽く立てていることが時々ある.そういう時,この鱗翅について,蝶であると言えば多くの人が信じるだろう.可憐な蛾は数多いるのだが,多くの人はそれを知らない.

 これも美しい蛾.一つ間違うと枯葉色になってしまうところを,すっきり山吹色でまとめている.

 スモモエダシャク.前方に回り込んで撮ろうとしたら逃走した.
 名前は「スモモ」だが,多食性でマツでもハンノキでもブナでもヤナギでもかまわないらしい.だったらもっと沢山発生して欲しいと思う.覚生川界隈では比較的珍しい蛾.

 昨夜の続きのアカフツヅリガ.どんどん貼るのは同定に自信をもてない不安の現れである.
 まず♂.13mm.

 次はおそらく♀.♀の方が大きめのはずだが,同じ13mm.

 この夜,♀もう1頭(16mm).
 同定ミスでしたらどなたかご指摘いただけると幸いです.

 常連さんなのだが,被写体として面白いので撮る.

 ウストビモンナミシャク.21mm.
 背中の毛束がオレンジ色.

 小さい蛾.ムラサキエダシャクをぎゅーーーっと圧縮するとこんな感じになる.でも科が違う.

 ミツボシツマキリアツバ.壁に咲いた「枯葉の花」.

 目の前を赤っぽい蛾が高速で横切って,樹の葉にとまる.

 これも…,クルマスズメだ….何頭目なのかよく分からない.

 ●ダニにたかられたセンモンヤガ(17mm).シロフコヤガ,上手く露出が決まらない.
 ●リンゴツノエダシャク(31mm).
 ●14mmの不明ヨトウガ.ていねいに調べれば何とかなりそうだが,時間も気力もないないない.HP掲示板に埋葬Σ(゚д゚)オイオイ.(´・ω・`)/~~.

アルテン温泉看板.

 あまり長時間粘ると警備員が経験的には出現するので,手早くがモットー.

 スルーしがちだが,今年ははっきり発生数が多い.

 ホソバナミシャク.測定サボり.

 先のミツボシとの比較で.これも翅を半開きにする「枯葉の花」.

 ツマジロツマキリアツバ.11mm.

 ●とても色の薄いバラシロエダシャク.でも北海道ものは大抵こんな程度のような気もする.
 ●ここでもミツボシツマキリアツバ.*2頭.
 ●オオシロスジアオシャク.割愛.

コンビニ.

 撮らずにはいられないものだけ.

 久しぶりのホソサシガメ

 サシガメ科は北海道では種類が少ない.

 これも個性の強い蛾.白くて細長い長方形である.後縁がジャムの色をしている.

 オオホソアオバヤガ
 顕著な被害を与えることはないものの,どちらかといえば「根切り虫」のカテゴリーに入ってくる虫らしい.


 仕事の夢に苦しめられる.夜中に何度か声を上げて眼を覚ます.