午後の部.オオクシヒゲシマメイガ.ベニヘリコケガ.アマヒトリ.モントガリバ.ウスベリケンモン.ツマグロマキバサシガメ.ハガタキコケガ.セウスイロハマキ.

 20時半出撃.空気が重く,雨の匂いがする.気温は20℃.

大沼公園駐車場.

 また羽根アリが出ているが,前回(8月4日)よりは少ない.

 オオクシヒゲシマメイガ.触角が櫛ヒゲに見えないのでどうやら♀.前翅長16mm.

 この蛾は今シーズン2度ほど撮り逃がしている.
 奇怪なスタイル.知らない人は蛾だと思わないかもしれない.

 ベニヘリコケガ.前翅長11mm.

 小さい.多くはないが,毎日確実に来ている.スルーしがちできちんとした記録にならない.
 下で取り上げるコケガとの比較で貼る.

 アマヒトリ.ついに静止せず.

 腹背に黒紋が続いている.

 ●モンキアカガネヨトウ(20).キタエグリバ(19).シラホシヨトウ(21).スジキリヨトウ(×).
 ●サクラケンモン(高).オオケンモン(31).
 ●クルマスズメ(45).スズメガはピークを越した感.
 ●エルモンドクガ(逃),割愛.
 ●オオシロエダシャク(28).ムラサキエダシャク(×).
 ●不明キヨトウ(23).ボロボロ,フタスジキヨトウ?
 ●ショウブヨトウの類

アルテン馬場駐車場.

 モントガリバ.前翅長16mm.

 胸が毛深い.しかも癖毛に見える.翅の筋肉を冷やさないため?

 たまたま当ブログに蛾の同定のヒントを求めて来た方々には,たいへん申し訳ない蛾像2題.どんな模様の蛾かを確認したい方は,上の検索窓で他の記事・蛾像を探してください(あるとは限らないのでその時はごめんなさい.他所をあたってください).


 ウスベリケンモン.20mm.

 どうやらナカアオフトメイガの中白型.名前に偽りありだが,そういう変異もありなのである.16mm.

 どうせ周縁的ブログだから〜♪.

 ●ヨツボシホソバ♀(22).
 ●マエアカスカシノメイガ(14).
 ●シロスジキノコヨトウ(16).昨年に大量に出た蛾.シーズン初のくせにかなり擦れていた.
 ●モンキアカガネヨトウ(×).この夜2頭目
 ●ネグロケンモン(高).2化ものキタキタ.

 苫小牧の8月半ばの雨っぽい夜には,絶滅危惧種カメムシが現れる.

 ツマグロマキバサシガメ.10mm.これに出会うことが毎年の夏の目標の一つである.

 腿に黒い部分があることが特徴.ツマグロの由来であるようだ.

 この夜都合6頭.これだけまとめて見たのは初めてである.

 ●ハネナガマキバサシガメ(7).見栄えもサイズも劣る.

温泉看板.

 ハガタキコケガ.11mm.

 何となくゆるんだ感じの外横線である.
 初見だが,要するに今まではベニヘリ・ハガタベニと即断して撮っていなかっただけに違いない.

 セウスイロハマキ.6mm.

 丸っこく,小さい.ハマキというより,もっと別のミクロのような雰囲気を持っている.でもAcleris属.ハマキの最大派閥ではないですか.

 ●ウスグロコケガ(9).今回はしっかり撮れた.でも割愛.
 ●エグリノメイガ(ノギスが写っていなかった).
 ●アマヒトリ(低).この夜2頭目
 ●ナミスジコアオシャク確定.12mm.蛾像割愛.
 ●不明コブガ(ミス).HP掲示板流し.|Д´)/~~.

温泉駐車場.

 ●サザナミスズメの類(35).ヒサゴスズメ(×).


 エゾシモフリスズメをこのところ見ていない.2化ものがいろいろ出てきて,蛾の感じでは夏は後半に入ってきている.


 ところで,ドクガをまだ見ていない.どうなっているんだ.いない方が夜回りは楽なのだが,いるはずのものがいないとおかしい.