8月16日補遺.シロスジキンウワバ.

 9月3日から5日まで,江別へ出張して缶詰研修.瓶詰めでなくて良かった.3日後にはすっかりマインドコントロールされた自分と出会えるかもしれない.
 とりあえずカメラは持って行く予定.ブログ更新は帰苫してからになります.


 というわけで洗濯機をひたすら回す.二槽式なので離れられない.かくして,出撃はなし.


 というわけで,8月16日の積み残し画像.

 シャチホコに見えた.一目初見なので緊張してシャッターを切る.

 黒帯がテカってしまった.テカりながら,わずかに薄緑の色の輝きを見せている.テカっていない箇所は黒緑である.青草の汁を搾って煮詰めるとこんな色になるような気がする.
 翅の地肌は枯草色.冠毛の先端はオレンジ.なかなかの美形である.
 顔付きはシャチホコではなく,キンウワバ系統だ.環状紋・腎状紋も明瞭で,これはどうしたってヤガ.前翅長は19mm.

 角度をずらして撮ってみる.どうしても何処かの部分が反射してしまう.


 とにかくキンウワバ亜科を探せばいいに決まっている.シロスジキンウワバが似ている.ただしネット画像も図鑑の写真も,黒帯部分が緑色である.眼視の印象では緑というよりも黒.
 どうにも不安で「虫我掲示板」に投稿.幸い,μ.comさんと蛾LOVEさんから同意を得ることができた(感謝!).
 というわけでシロスジキンウワバ確定.比較的珍しめの美麗種であるようだ.毎日夜回りしていると,たまには出物にあたることもある.


 学名は Diachrysia zosimi .属名は「金を織り交ぜた」.最上級の讃辞である.種小名は,おそらくロシア系の人名から.例えば『カラマーゾフの兄弟』に「ゾシマ長老」なる人物が出てくるが,ラテン化するとゾシムになると考えられる.


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 というわけでしばらく(3日間)お休みします.