9月9日前半.Zanclognatha属の蛾.キバネハサミムシ.ヨトウガ.テンクロアツバ.ヘリキスジノメイガ.
仕事帰りにスーパーに寄って黒砂糖を購入.帰宅後,ビールや飲み残しの日本酒と一緒に煮る.わたしの趣味は砂糖を煮ることですと胸を張って答えよう.
錦大沼公園駐車場.
蛾影が薄い….
●アヤトガリバ(始めから飛び回っている).
●シロモンヨトウ(17)*数頭.
錦大沼公園.
糖蜜チェック.
いつもの甲虫.17mm.
糖蜜に引き寄せられたというよりも,たまたま居合わせたものらしい気配.アリとの戦いが続く.
カトカラじゃないな.これはただのアツバだ.
前翅長14mm.これは同定に自信を持てない.Zanclognatha属のアツバということで.
ザンクログナタというのは「鎌の顎」.
ピンぼけだが,頭部トリミング.小唇鬚が反り返っているのが分かる.これを見るとウスグロアツバとは違うように思われるのである.
釣りでいえば外道ばかりじゃん.
温泉看板.
ちょうど,9月10日北海道新聞.
幼虫が食害、農家困惑 ヘリキスジノメイガ 道内各地 作物廃棄も
※リンク切れ(http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/116848.html)
との記事が出た.8月頃から,道内の畑の豆類,人参,ブロッコリー,カボチャなどの農作物にヘリキスジノメイガとおぼしき幼虫の食害がでているとのこと.
当ブログではこれまで,
- 「ヘリキスジノメイガ続報.」8月11日.
で取り上げている.
そこでは「キク科の植物」が危険だと言われていた(11日記事参照)のだが,実は広食性なのだろうか.
というわけで,サイト「北海道病害虫防除所」を確認.
あれれ,面白い.
一部報道機関の報道内容について(2008年9月10日)
一部の報道機関により、『ヘリキスジノメイガの幼虫によるとみられる食害が八月下旬以降、広がっている』と報道されました。このことについて、当所では現在、道内で広く発生している鱗翅目幼虫について同定を試みている最中であり、当該鱗翅目幼虫がヘリキスジノメイガであるとの断定は一切行っておりません。
当該鱗翅目幼虫は類似種が多く、幼虫による種の同定は専門家でも困難です。現在、成虫の羽化を待ってから同定するべく飼育を行っている最中ですので、種の同定結果につきましてはもうしばらくお待ちください。
なるほどそうだろうな.マスコミはどうしても飛ばしすぎる.
リンクがじきに切れてしまうだろうけど,9月4日付けpdf「各種作物を加害する鱗翅目幼虫の発生確認地域が広がっています。ほ場を観察して早期発見に努めてください。」.
「雑草のアカザを最も好んで摂食していると考えられます」なんて書いてある.
実はこのところ「ヘリキスジノメイガ」でのアクセスが増えてきていて妙だとは思っていたのである.ここは「害虫駆除ブログ」じゃないからね.検索除けをしたいぐらいである.
(後半は明日更新の方向で)