ミドリアキナミシャク.アブラムシの類.ダニの類.(オオ・コ)ナミフユナミシャク.

 午前中の雨は昼過ぎには上がった.
 どうしようなかあ,何となく行くのがおっくうだなあと思っていたが,NHKの動物番組でトビウオを見た後,意を決して出撃.気温は10℃,さほど寒くはない.空気は湿気を含んでいて,蛾日和ではある.


 錦大沼公園,収穫なし.

アルテン温泉看板.

 遠目にも蛾反応あり.これはフユシャクではなく,アキナミシャクのスタイルだ.いかり肩.

 帰宅後に画像を見て色に驚く.眼視ではくすんだ灰色にしか見えなかったものが,翅全体に薄緑がかかっている.フラッシュの加減ではなさそうである.
 「みんな蛾」を調べて,ミドリアキナミシャク.前翅長17mm.

 学名は Epirrita viridipurpurescens .属名はよく分からない.
 ※「流れる」から.
 やたら長い種小名の方は「緑」+「紫紅色をした」.うーん.

 アブラムシが出てきている.

 カシワフシかどうかは不明.

馬場駐車場.

 ここでもアブラムシを撮っていたら,ダニを見つける.日中よりも動きが遅いの撮っておく.

 おそらく捕食性のものだろう.2mmほど.わたしの撮影能力の限界.
 腹部の赤い部分は水滴だろうと思う.

覚生川通り.

 ●オオモンキキリガ(高所).

 電柱にナミシャクがいた.

 中途半端な高さにとまっているので,脚立に乗ればなんとかなりそうだ.車へと戻って脚立を運んでくる.脚立のてっぺんに乗って電柱に寄りかかって撮影開始.この程度の不審さならわたしはびくともしない.駐車場で腹這いになって蛾の顔を撮っている方がはるかに怪しいと思う.
 ちょっとの間に向きを変えていて好都合である.走る車のライトや振動(暴走気味の車がしばしばある)のため,通りの電柱の蛾はよく動く.

 いわゆる「旧ナミスジフユナミシャク」.これは現在は「コナミフユナミシャク」と「オオナミフユナミシャク」に分けられている.見かけで判断するポイントは「大きさが違う」.「みんな蛾」によれば,前者の前翅長が14〜17,後者が16〜22だという.
 この個体は17mm.というわけで同定不能


 温泉駐車場,収穫なし.


 出撃から帰宅まで1時間ほど.なかなかフユシャクには出会えない.