『英国産鱗翅目の学名』から(0)

 ナミシャクのことばかり考えていると精神衛生上よろしくない.頭がナミシャクになるような気がする.ナミシャク研究に一生を捧げるのなら,それはそれで尊いことなのだろうがそんなつもりはない.
 というわけで,Emmet『The Scientific Names of the British Lepidoptera - their History and Meaning(英国産鱗翅目の学名 その歴史と意味)』 Harley Books 1991,とぼちぼちと遊んでいる.イギリスのチョウ・蛾の学名の意味を総ざらえした本.日本のものとかなり重複しているので,とにかく便利である.


 この本の「序文」が学名史に当てられている.
 そこから蛾の分類・学名に関わる箇所のまとめを作っていきたいと思う.こんなものに関心を持つ風流人はそうはいないだろうから,自分用のメモの体裁を取ることになる.何回連続になるかは分からないが,不定期になることは確かである.
 というわけで,タイトル右手のEmmetのカテゴリータグで抽出できるようにした.

 ※ 各節はyyzz2による区分である.
 ※ 引用囲み内は,原著ページ数は記されるが,正確な訳ではなく恣意的なまとめである.
 ※ 引用囲み外,および囲み中の,「※〜」箇所は,yyzz2による記述である.
 ※ ネット上に当該蛾の画像が見つかった場合はリンクした.サイト名は記事末尾に記す.