エゾミツボシキリガ.カギモンヤガ.ムラサキエダシャク.チャイロキリガ.

 このブログは今のところ1日遅れで書いている.夜に出撃して画像をチェックして同定をやって,でもってもう夜遅い.夜更かしをすると翌日仕事にならなくなる.それほどまでにわたしは弱っている.貼る画像を決めて,力尽きて就寝する.
 というわけで今は23日.仕事から帰ってきて食事もせずにパソに向かっている.
 昨夜のことが全然思い出せない….orz.どんな天気だったっけ….撮った蛾はフォルダを開けばわかるのだけど,状況があれあれあれ.
 もうノーミソがダメポらしいぞ.当ブログはわたしのダメになっていく精神活動の実況中継日記としての機能も持つことになりそうだ.そのうち,何でもないコメントに対して怒り狂ったり,誤字脱字だらけでしかも恥じるところがなくなったり,アブとハチとが区別付かなくなったりするに違いない.嫌だなあ.


 閑話休題
 19時半出撃.なんとなく湿っぽい夜(はたして深夜に降雨).
 アルテン温泉看板と馬場駐車場,収穫なし.「なし」も立派な記録である.

覚生川通り

 ちょうどヤナギの花盛りである.
ヤナギ
 4月1日のトップ画像の続きである.3週間でこれくらい.

 電柱の高ーーーい所ばかり.
エダシャクの類
 これは同定のやっかいな春のエダシャク.この距離ではどうしようもない.
チャイロキリガ
 これはチャイロキリガだ.アルテン界隈では少ない部類のキリガ.でも見上げていても降りてなんてこない.
オニグモの類
 蛾かと思ったらクモ.
ウスベニスジナミシャク
 ウスベニスジナミシャク.降りてこーい.でも,こない.

 落ち蛾発見.「落ち蛾」とか「落ち蛾拾い」とかいう言葉を他の人のブログでも見かけるようになった.もっと普及すればいいと思う.
エゾミツボシキリガ Eupsilia transversa
 エゾミツボシキリガの落ち蛾.20mm.むしろ少ないノーマルポジション撮り.

 直ぐそばにもう1頭.
カギモンヤガ Cerastis pallescens
 カギモンヤガ.19mm.これからうじゃうじゃ出てくる予定の蛾.
 乾きかけのミミズを制圧している.吸おうとでもしたのだろうか.でも乾いているなあ.
カギモンヤガ Cerastis pallescens
 横から.5月半ばにはボロボロの個体をよく見かけるが,今はまだきれい.
 下は別個体.前翅長17mm.
カギモンヤガ Cerastis pallescens
 カギモンヤガの学名は Cerastis pallescens .属名は「角(つの)のある」.Emmetはこの属について,触角の櫛歯が由来の命名だろうと考えている.種小名は「(白っぽく,あるいは黄色く)色あせている」.

 ・スモモキリガ(21).画像割愛.あまり冴えないのっぺりした麦わら色の蛾.

大沼公園駐車場

 20時15分.

 ムラサキエダシャク.22mm.
ムラサキエダシャク Selenia tetralunaria
 この蛾のスタイルは翅を立てるか半開きか.よく見える裏面の方が色のオレンジが鮮やかで美しいと思う.キリガに慣れた目にはとりわけ強い印象を与える.翅表は白っちゃけたベージュの地色.
 ムラサキエダシャクの学名は Selenia tetralunaria .この学名については拙HPから引用

 せれにあ てとらるなりあ。
 この学名の響きの優美さを教えてもらったのは虫@ふたばのスレから。意味は分かりやすい。
「Selenia月の女神セレネ」+「tetra4つの/lunaria月の」。名前だけなら大変な美形である。
 4枚の翅それぞれに小さな三日月模様がある。この4つの白色紋が明瞭で,前翅頂(前翅の先端)の赤褐色(紫?)であることから他のセレニア属の蛾と区別できる。

 いい蛾なのだが全くの普通種で,しかも秋にも出てくるのでそこら辺はいくぶん興ざめでもある.でも春一番の個体は十分に心を揺さぶる力がある.

市内コンビニ

 コンビニチェック.これで酒を買わなければ上々なののだが,そうはいかないよ.
 ・窓枠にカギモンヤガ.コンビニなので遠慮して撮らず.

 もう1頭いた.電柱を見上げて歯噛みしたばかりの奴だ.店員や他の客の目など気にしていられない.ここは断固,撮りの場面.
チャイロキリガ Orthosia odiosa
 至近距離でのチャイロキリガ.前翅長18mm.茶色というよりも「栗色」? 外縁線に白い爪が入る.
 チャイロキリガの学名は Orthosia odiosa .属名のオルトシアは,ギリシア神話の「豊穣の女神」.種小名が芳しくない.「嫌われている,憎まれている」.


 後の細かいことは全ーーー部忘れてしまいましたとさ.だって脳軟化(萎縮?)中年だもーん.