6月13日前半戦。アカハラゴマダラヒトリ。不明シャクガ。テンスジツトガ。キンオビナミシャク。ウスベニアヤトガリバ。ハエの類。

 久しぶりの夜出撃。
 朝は薄ら寒くて風が強かったが,とにかく風は止んだ。曇り空で空気は重く湿っている。蛾日和ともいえる。

大沼公園駐車場

 ここ数日の雨のせいだろうか。蛾の出は思ったほどではない。すぐに逃げる小型のものばかり。

 落ち蛾。
アカハラゴマダラヒトリ Spilosoma punctarium
 アカハラゴマダラヒトリ。前翅長18mm。

 ●走り回るアオスジアオリンガ(19?)。

アルテン温泉看板

 蚊や小さなハエ類が多い。

 翅を立てているシャクガ?
不明シャクガ
 このようなとまり方がデフォであるシャクガが何種かあって,こちらは簡単に同定できるものと考えていた。帰宅後,頭をかかえることに。
 不明蛾で整理。

 ツトガやメイガが目立つようになると夏の気配。まだ目立つほどはいない。
テンスジツトガ Chrysoteuchia distinctella
 おそらくテンスジツトガ。10mm。

 キンオビナミシャク。前翅長17mm。
キンオビナミシャク Electrophaes corylata
 急に飛び立って,撮りやすい位置に移動。
キンオビナミシャク Electrophaes corylata
 画像としては平凡なものだが,美しい蛾。

 珍客到来。年に1〜2頭しか見かけない。
ウスベニアヤトガリバ Habrosyne dieckmanni
 ウスベニアヤトガリバ。16mm。ここに落ち着くまで相当飛び回ってあちこちぶつけてよれよれになりかけている。
ウスベニアヤトガリバ Habrosyne dieckmanni
 よく考えれば,トガリバの特徴は胸背の毛束なのだから,これでは画像としての値はあまりないのかもしれない。

 せっかくだから双翅も撮っておく。
ハエの類
 しきりに頭を小さく上下に動かしていて,とまっている柱の表面を舐めているかと思った。
ハエの類
 画像が悪いが,なるほど食事中だった。アブならともかくハエっぽい奴は,蜜に来たり不廃物に来たりして平和的な流動食組のイメージがあるが,捕食性のものも結構いる。あのメタリックに緑ピカピカのアシナガバエも捕食性だという。見てみたいのだけどねえ。

 ●ハンノトビスジエダシャク(14)。モンシロツマキリエダシャク(23)。
 ●ヤマメイガの類


 この後,久しぶりに覚生川通り探索。6月14日が雨になったので,後半はそちらに回します。