6月18日前半戦。鱗翅特集。マイマイガの類。オオギンスジハマキ。アヤヒメノメイガの類。シラクモアツバ。モモスズメ。ミスジツマキリエダシャク。ホソオビヒゲナガ。マダラエダシャクの類。ミスジアツバ。アオナミシャク。
朝から遠足である。子供でもあるまいしと思うだろうが,そういう職場である。わたしにとっては昼間から虫を撮れるチャンスでもある。
今にも降り出しそうな薄ら寒い嫌な日。アリがあまり出てきていない。やっぱり天気は持たない予感。
炊事遠足なのだけど,わたしは野外での食事を( ゚Д゚)ウマーと思ったことがない。育ちが上品なのである。サバイバルなんて一つもする気がない。そういう境遇になったら運の尽きだと思って安らかに死んでいくつもりである。
というわけで食事もせずに虫撮りまくり。協調性がないだけだという話もある。
今シーズン,日中ものはもうこれっきりかもしれない。というわけで2日にわたって貼ることにする(19日は雨だったのである)。
今日は鱗翅カテゴリー特集。その他のは明日回し。
例のマイマイガの幼虫。
これはナシの葉。何でも食べるのである。駆除関係で相変わらず盛り上がっているが,たった1頭いるものをわざわざ駆除するほど無粋ではない。それでなくても鳥のよく来る場所でもある。鳥の取り分だと思えばよろしい。
いい毛虫だなあ。このくらいまで育てばもう毒気はないはず。
●芝から離れた藪に沢山いるのはテンスジツトガ。ちょうどピークにぶつかったようだ。
●ウスジロエダシャクらしい蛾(16)。オオトビスジエダシャクらしい蛾(21)。オオバナミガタエダシャクらしい蛾(24)。
この辺りはヤブ蚊や吸血性の小双翅が多い。
前翅前縁近くの黒紋の中に黒輪っか。見た目では同定不能のマダラエダシャクの類(Abraxas属)の蛾だ。
黒輪がなければユウマダラなのだが,これはしっかり輪っかしている。かつて蛾の目利き2人が試みに,数頭のアブラクサスを見かけで当たりをつけた後に解剖してみたところ,ことごとくはずれていたという恐るべき属である。
君子危うきに近寄らず。目立つ蛾だけに残念である。
すぐ近くにもう1頭。
小さな,青い,美しい蛾。
アオナミシャク。「白い犬,頭が白い,尾も白い」というネタがあるが,この蛾は腹も薄青い。
眼が明反応していて,死んだ魚以下の状態である。蛾はやっぱり夜のものである。
便所の窓にもう1頭。
●トイレの天井にセンモンヤガ。葉っぱの上に不明ハマキガ。
○ブロックの横にギンモントガリバ。
続きは明日に。例によってケバエとかカメムシとか死骸とかばかりなので期待しないように。