室蘭出張だったけど特記事項なんてありません。

 今日も非推奨。こんな記事ばかり続くと虫ブログの看板を下ろさなければならなくなりそう。


 外回りが続く。来週からはまた内輪との戦いになる。薬の効き方が何となく悪くなってきた。ダイジョーブだろうかあ。
 いずれにせよ,アト2ヶ月を乗り切れば…。


 というわけで,高校生絡みの緊急就○対策会議で室蘭へ。
 大学4年の時に採用試験に落ちまくって,自分が「社会から期待されざる人材」であることがよーく分かった人間が一体何をやっているのだろうか。
 今度の春には内定をもらえないまま卒業する高校生がホカイドで2千人は出そうだという。苫小牧界隈だけでは100人ほどの見込み。
 わたしの感じとしては,偏差値50程度の大学なら十分に手が届く,あるいはそれ以上の基礎学力がないと,条件の良い企業は採用してくれない。
 だから,勉強しろとあれだけ言ったのに…。彼らに最も欠落しているのは知的好奇心である。仕事の100倍は勉強の方が面白いのだが,連中にはそれが分からんのである。


 教○局としては,進○指○教員の横の情報交換の仕組みを作りたいらしい。行政はタイトルと予算を付けられる「事業」を打ち立てることから,最前線の教員は個々の生徒をどうするか,地元企業との信頼関係をどう築くかから発想していく。
 生徒一人一人の顔が見えている地点にどうしようもなく置かれてしまった者にとって,分母の異なる数字をパーセンテージにして「何だか職の求人数は何ポイント減少して…」なんて説明されてもどうしようもない。なすべきことは求人がゼロでない限り,そこに希望する自分の所の生徒を内定させるために全力を尽くすことでしかない。


 室蘭駅の周辺は岩見沢(ひどい)や留萌(目も当てられない)ほどではないとはいえ,やはり同じ衰退の臭いがする。


 往復の電車の中で『小蛾類の生物学』をあらかた読んでしまう。
 乗り込んでくる学生たちはその8割がたが,その年齢に値しない見かけと振る舞いである。彼(女)らに囲まれた状態で電車に乗っているわたしがどのようなことを考えていたかは,もちろんここには書けない。