前半戦。シロテンエダシャク。フタホシロエダシャク。ホソバアツバ。

 土曜日の振り替え休日だが出勤。
 駐車場にオオマルハナバチが死んでいる。
オオマルハナバチ
 寄ると鏡筒にフラッシュが蹴られるのでこれが限界。
オオマルハナバチ
 場所的に,自動車にぶつかった可能性が高い。


 いきなりサクラが満開に。
サクラ
 今年はトサカフシ探しを忘れないようにしないと。


 20時出撃。曇り空。14℃。


【錦大沼公園駐車場】
 ・ウスバキエダシャク(18)。もっといたように思うが撮り逃している。
 ・スレたキリガ(16)。クロミミの可能性が高い。

 シロテンエダシャク。先日の個体よりも白紋が明瞭。
シロテンエダシャク Cleora leucophaea
 20mm。
シロテンエダシャク Cleora leucophaea
 地味。
 学名は“Cleora leucophaea”(くれおら れうこふぁえあ)。属名は,スパルタのアゲシラオス2世(Wiki参照)の妻の名から。特別な逸話はない模様。種小名はギリシア語「leukos(白い)」+「phaios(灰色の)」から。種名さえも地味である。

 フタホシロエダシャク。14mm。
フタホシシロエダシャク Lomographa bimaculata
 もう1頭いたがいきなり逃げた。失礼な奴だ。

 ・19mmのキリガ。不詳。
 ・マダラコバネナミシャク(16)。

 ホソバアツバ。16mm。もちろん前翅長であって,鼻先は含められていない。
ホソバアツバ Hypena whitelyi
 これもも春蛾。
 学名は“Hypena whitelyi”(ひぺな ほわいとりーいー)。属名については,拙ブログ「属名“Hypena”について。がいすとさんに応えて。」がおそらく現在日本語で読める最も詳しい記述である。
 種小名は Butler の命名。採集者の「ホワイトリー」という人名に属格の「−i」がついたもの。タイプ標本は函館産。