ネマルハキバガの類。アカマエヤガ。エチゴチビコブガ? マルモンヒメアツバ。フタスジアツバ。ツトガ。リンゴツマキリアツバ。マルハキバガの類。マンレイツマキリアツバ。エゾヤエナミシャク。モンヘリアカヒトリ。ヒゲナガガの類。マダラメイガの類。ハコベナミシャク。オビヒトリ。シラクモアツバ。セスジヨトウ。
あちこちの掲示板から暑い暑いとの声が聞こえてくるが,苫小牧の夜は全くそうではない。
油断すると20℃を切る。おかげで同じ装備で虫撮りに行ける。長袖のワイシャツに長袖の作業衣(春秋はその下にセーターを着る),ズボンの上から膝にサポーターを巻く。膝をついての撮りが多いからである。そして真夏でも「毛糸のスキー帽」。頭に虫がとまるのが嫌。アリのような小型の羽虫が飛び交う時は首にタオルを巻く。
こんな重い装備で夏を乗り切ってしまえるのも,もともとが年中うすら寒くてジメジメしているだけの土地だからである。
この夜は20時で22℃。汗なんて全然出ない。
錦大沼公園はサボリ。コガネムシだらけのような気がするからである。
アルテン温泉看板(往路)
チャイロナガカメムシが無茶に多い。どこにこんなにいたのだろう。
マダラメイガだと思って撮ったが,帰宅後拡大してみると「キバ」がある。困った (´・д・`)。
あちこち散々調べて,おそらくネマルハキバガの類。それ以上は無理である。6mm。
・ホソバナミシャク(×),写り悪い。
看板の裏にアカマエヤガ。完品。
17mmのノギス画像が残っているが記憶に合わない。カバキリガ程度(20mm)には大きかったような。こうやって何かしらケチがつくのである。
コブガ系。こういう黒帯がはっきり出るのは珍しいので撮っておく。
エチゴチビコブガ? 10mm。あるいは単にナミコブガの色の濃いものかも。
これの同定も不安になってきた。根拠はhttp://bioinfo.lowtem.hokudai.ac.jp/db/modules/zukan/index.php?action=node&node_id=4867の画像だけだし。
マルモンヒメアツバ。7mm。
馬場駐車場
ぶら下がっている。
例によってピンの来ていない謎の画像。わたしは基本一発撮りなのである。
無印のツトガ。驚かすつもりはないので測定せず。
物置小屋のプレハブの窓の桟。リンゴツマキリアツバ。16mm。
新鮮な個体でライトが上手く当たれば,翅が紫色に輝くのだがこれは失敗。
足下から立って,ついに静止せず。
モンヘリアカヒトリ。
学名は“Diacrisia irene”。属名は,ギリシア語の diacrisis が多義でやっかいなのだが,おそらく「分割されている」。不詳。
種小名は(こちらもおそらく)ギリシア神話の女神エイレーネー(Wikipedia「エイレーネー (ギリシア神話)」参照)。ただし,「エー」はラテンナイズに当たって「ア」になるのが通例である。
温泉看板(復路)
・アカフツヅリガ?
・マガリミジンアツバ(7)。
わたしの技量としてはほぼ完璧に撮れたのだが,でもマダラメイガの類である。9mm。同定不能。
雨が落ち始めた。駐車場廻りは没。死骸もなし。