引率釧路紀行(1)1日目前半戦。

 引率業務。ブログに仕事ネタを本気で書いてはマズイので,以下はもちろんフィクションです。yyzz2の脳内の出来事です。


 総勢7名。真っ昼間から釧路へ向かう。道東といえばほとんど一般人にとってはサイハーテであり,根釧旧ソ連領である。網走は番外地だし,知床は人跡未踏の世界遺産でしかない。
 ところで電車は,優先席のところにだけつり革がある。

 途中,汽車の窓から虹が見える。虹については,http://d.hatena.ne.jp/yyzz2/20070808/p2を参照。無知な子供達は単純に喜んでいる。ましてや,指さしたりしている。


 南千歳乗り換え。

 なにやら工場的な駅舎。骨組みのようなものは何の機能を持っているのだろうか。有事には怪電波を発して近隣の人々を操ったりするのではないだろうか。
 時間に余裕があるので待合い室にわずかな時間を過ごす。
 左から,ペンギン・時刻表・時刻表。下の方は人間の頭部。

 左から,汽車の何だか・国会中継・たのしいシールえほん。下の方は人間の頭部。


 ホームには雨が降っている。屋根のあるところに避難。
 オリオンの三つ星のように,左から,空き缶・軍手の丸められたもの・雑草。

 南千歳は6:4で黒人の優勢な街であるようだ。

 5分ほど遅れて特急列車到着。指定席。


 「は,トマム」。

 目的地まで2時間半以上かかる。寸暇を惜しんで勉強に励む姿を見せるのも教員の使命である。

 例文の数行を読むのに1時間かかる。ドイツ語で形容詞と副詞とがごちゃごちゃなのを初めて知って驚愕する。
 わたしが独文にめまいを覚えたり眠くなったり車内販売がうろうろしたりさっぱり売れていなかったりしている間に,例によって汽車はどんどん遅れていく。わたしが本気になれば,1時間や2時間は平気で遅れる。春の仙台旅行の時だって,津波の影響で8時間遅れた。だが今回は仕事なので(予算に自由がきかないので)28分遅れで妥協した。


 釧路の外は真っ暗。夜であるらしい。