引率釧路紀行(2)1日目後半戦。
(承前)
さて釧路駅前。わたしはホテルまではトーゼン歩くものだと思っていたのだが,他の人々の様子がおかしい。歩きたくないらしい。15分かからないのだが。
多勢に無勢なのでタクシー。昔だったら乗車拒否されるほどの距離を走ってホテル着。
チェックインで生徒の名前をうろ覚えで書いたら,やっぱりほとんど間違えていた。
というわけで,夕食に連れ出さねばならない。女子高校生を夜の釧路の街に自由に放すわけにいかないからである。旧ソ連の工作員に拿捕されて国後島に連行されるかもしれない。まして「ラッコのクーちゃん」なんかに改造されたりしたら末代までの恥である。
連中にとってはファミレスなんかが最適なのだが,不幸にして夜の釧路にはそんな店はサパーリ存在しない。
やむなく危険な店に連れて行く。
赤字分は顧問がかぶるシステム。
わたしはクスリがご飯である。
海産物が売りらしい。
もちろん子供たちやわたしは肉ばかり注文する。
排煙装置。効率が悪そう。
ワイヤーで固定されている。
トイレの電飾化した標示。
3人部屋。
暗くて疲れてドイツ語は無理。三村『天文学の誕生』。22時過ぎには眠り込んでいたようだ。