怪物としての鱗翅(5)。番外。「ウルトラQ」。
「いや,アマゾン産のモルフォがこんなところにいるはずがない」。そりゃあ蓼科高原にはいないだろうな。「やっぱりモルフォだ」。
というわけで,今回はゲームから脇道。特撮です。わたし自身はゲームよりは「特撮怪獣モノ」の世代です。ひょっとしたら,今でも頭の中では「怪獣・昆虫・爬虫類両棲類」が同じ場所に整理されているかもしれない(なぜか古生物には関心がない)。
「ウルトラQ」は60年代半ば。本放送の記憶はありません。こちらにモノゴコロがまだついていなかったかもしれない。家にTVがなかったのは確実。
というわけで「変身」。ようつべに上がっている。「ウルトラQ22 変身 2−1」。
原案はあの金城哲夫。これが恐るべき原案で,「蓼科高原でモルフォ蝶に襲われて巨大化してしまう」という気が狂いそうになる三題噺である。
いました。かなりの大物です。さすが国定公園。
ヘレナモルフォがモデルかな? (サイト「ぷてろんワールド」内「モルフォチョウ族のページ:リスト3」参照)
左上に小さいのも写っています。♀とも違うみたい。個体差ということで。
大物にであった喜悦の表情ではなく,苦悶のそれです。毒にやられて体が焼け付くようだそうです。鱗粉が危険なのはもはや不可欠な要素。
この後,この若手昆虫学者は巨大化していろいろなことになりますが,そちらは「ウルトラQ 変身 2−2」参照。前編に比べて再生回数が極端に少ないのが特徴です。うpが大きく遅れたのかもしれません。
特撮モノの蛾の怪獣は,わたしの記憶にぼちぼちと引っかかるのだけど,探すのが大変そう。次回はまたゲームにもどります。端役でしかないけれど「デメント」で。