ニセオレクギエダシャク。ゴホンダイコクコガネ。ヨスジカバイロアツバ。クビワウスグロホソバ。

 連戦。気温17℃。この日の最高気温は22.4℃。苫小牧的には十分に夏である。


 車から降りて,まずスズメガを移動させる。ハネナガブドウスズメ*3,アジアホソバスズメ*1,モモスズメ*1。どいつもこいつも大人しく手に乗ってこない。

アルテン温泉看板

 今夜も蛾日和りである。

 集合写真。
集合写真
 ゴマケンモンミダレカクモンハマキ?,ウスベニコヤガホソバナミシャク
 この夜,ゴマケンモンが多い。

  • アツバの類(16mm),これはわたしには同定できない。シラクモアツバ(16mm)。
  • ヒロオビウスグロアツバ(×),ライト焼け。
  • おそらくマダラホソコヤガ(9mm)。ベニエグリコヤガ(11mm)。
  • カギバノメイガ*4(15mm),一度撮れば十分な蛾。
  • ミツボシツマキリアツバ(15mm)。
  • 良いマエキカギバ(15mm)。
  • キグチヨトウ(20mm)。スジキリヨトウ*2,スルー。
  • オオハガタエダシャク(17mm)。オオシロエダシャク(28mm)。シロモンキエダシャク*2(18mm)。

 ここらへんの地味シャクは撮ってみないと何だか分からない。とにかくシャッターを切る。
ニセオレクギエダシャク Protoboarmia faustinata
 ニセオレクギエダシャク,だと思う。19mm。初見である,というよりも今までスルーしてきただけに違いない。

 足下に小さな黒い甲虫がはい出してくる。ゴミムシにしては丸っこい。マグソよりは大きい。とりあえず撮り。
ゴホンダイコクコガネ Copris acutidens1
 あ,面白い。ツノがある。糞虫だ。ゴホンダイコクコガネ。極めつけの奴。
ゴホンダイコクコガネ Copris acutidens2
 造形では輸入ク○・○ブに全然負けていない。でも小さい。測ってみると12mm。虫屋以外は誰も気付かないだろう。

馬場駐車場

  • リンゴツノエダシャク(26mm)。
  • オオエグリシャチホコ(32mm)。
  • ハンノケンモン(20mm),この夜都合3頭。
  • キドクガ*2(×)。
  • ベニスズメ(29mm)。
  • リンゴかオオホソバか分からないケンモンヤガ(22mm)が今夜も。

 例の甲虫,この夜都合4頭。珍しく♂がいて,試しにいい加減に測定すると7cmぐらいあった。あまり関心がない。踏みつけそうで危ないだけ。

温泉看板(2回目)

 わずかな時間でメンバーがどんどん入れ替わる。きりがない。

  • アトグロアミメエダシャク(13mm)。ヨツメエダシャクはスルー。
  • キマエホソバ*2(14mm),ツーショット。
  • シロモンコヤガ(×)。
  • ネジロキノカワガ(13mm)。沢山撮る。
  • オオミズアオ*3,スルー。

 草の上に落ち蛾いろいろ。踏みそうで危ない。
クビワウスグロホソバ Macrobrochis staudingeri
 クビワウスグロホソバ

  • キマエクロホソバは今夜も多い。スルー。

 今夜の掘り出し物。やけに赤っぽい小さなアツバ。
ヨスジカバイロアツバ Herminia robiginosa
 ヨスジカバイロアツバ。11mm。日本では北海道・青森限定の北国ものである。


 20時半出発で22時を回った。さすがにしんどい。同定作業に時間のかかる蛾が結構いるし。