モンキコヤガ。スギドクガ。シロオビクロナガ。

 久しぶりの出撃。気温は17℃。夕方頃は風がついていたが,暗くなってから落ち着いてきた。

アルテン温泉看板

 大型の蛾はとりあえずスルー。オオミズアオモモスズメ。手頃なサイズの面白そうなのが沢山いる。

  • カマフリンガ(スケールの裏面撮影)。おそらくアオスジアオリンガ。この夜都合*4(16mm・18mm・21mm)。
  • ハネモンリンガ(15mm),巻きのほどけた個体。
  • ヒメトラガ*2(22mm・19mm)。
  • アオケンモン(21mm)。横からだと下唇鬚が月並みな感じに写る。
  • キイロアツバ(16mm),分かりやすいアツバで良かった。
  • ヨツメエダシャク(32mm)。この夜もう1頭(29mm)。
  • ミスジコナフエダシャク(×)。ミスジシロエダシャク(21mm)。名前と白っぽさは似ているがいろいろと相当違う。
  • おそらくミダレモンハマキ(12mm)。
  • ウスベニコヤガ(11mm),美麗。ウスアオモンコヤガ(12mm),色の良い個体。

 マダラメイガかハマキだろうと思って撮った前翅長10mmの蛾。
モンキコヤガ Hyperstrotia flavipuncta
 ヤガだった。モンキコヤガ。ウスアオモンと同じくスジコヤガ亜科への編入組。
 こんなことがあるから小さい蛾は面白い。

  • マダラメイガの類(11mm)。こちらはどう見てもマダメ。
  • おそらくコヨツメノメイガ(×)。カギバノメイガ(16mm)。
  • ウスムラサキノメイガ(11mm),良い蛾。
  • ウスイロギンモンシャチホコ(20mm)。おそらくバイバラシロシャチホコ*2。クワゴモドキシャチホコ(13mm)。
  • 落ちシャチホコ組。モンキシロシャチホコ(18mm)。アオセダカシャチホコ(33mm)。この2頭はもったいないので移動。
  • アシベニカギバ(×)。オビカギバ撮らず。
  • キマエクロホソバ(19mm)*沢山。沢山いてもあまり感動のない蛾。
  • ゴマケンモン*4,写真に収めたのは恐ろしく灰色にスレた個体(16mm)。サクラケンモン(15mm)。

 初見ではないが5年振り。この夜の最大の収穫となった。
シロオビクロナガ Eidophasia albifasciata
 シロオビクロナガ。9mm。HPでも取り上げている。要するに好きな蛾なのである。

馬場駐車場

  • おそらくカバイロコブガ(10mm)。
  • シロジマシャチホコ(26mm),シャチホコにはシンプルな美しさを持った種がしばしば存在する。ヒナシャチホコ(12mm),色の濃い個体。

 直感で「カラフトゴマケンモンのスレもの」と思ったのが運の尽き。図鑑を延々とめくることになってしまった。
スギドクガ Calliteara argentata
 翅が少し重なっていることに気付いて,めくるページの範囲拡大。その後からようやく腎状紋の「への字」がくっきりし過ぎていることに思い及んでドクガにたどり着く。
 スギドクガの♀でした。orz。最近では同定にあまり時間をかけない(こういうのはどうせ分からないのだという見切りが上手くなった)ので,久々にしんどかった。

  • シロケンモン(21mm),これも好きな蛾。この夜もう1頭(25mm)。
  • チャオビヨトウ(13mm),実は上手く撮れた。
  • クビワウスグロホソバ(23mm),この夜はこのようななつかしい良い蛾がどんどん来た。

温泉駐車場

 黒猫がいて,虫を荒らしている。撮るとネコビームを浴びせてきた。

 危険なので強制排除する。そもそもこの獣は嫌いである。
 例の甲虫が2頭♂♀。舗装の上で裏返っているので,つまみ上げて草むらに放り込む。

  • オオモクメシャチホコ(30mm)。ギンシャチホコ(22mm),どうも上手く撮れない苦手な蛾。
  • リンゴなのかオオホソバなのかよく分からないケンモンヤガ(21mm)。リンゴケンモンに0.7票。