職場のボーリング大会。

 今回も虫ネタでないので畳みます。




 いわゆる福利厚生らしい。職場のレクリエーションに予算が付く。予算が付くなら返上するよりはやろうかということになる。
 というわけで輪番でわたしが幹事団の一人に割り当てられる。社交性がないのはともあれ,夜がつらい。夜に元気があるならわたしはフユシャクを探す。


 数回に渡る幹事団の打ち合わせはクスリが効いていてほとんどすっぽかす。午前中のわたしは記憶力・集中力が欠如している。クスリが原因だと思う。午後は単に疲れている。こちらは糖尿だと思う。
 というわけで,当日本番までバックレてしまうのはさすがに職場的にアレだろうと思った小市民のわたしは,夕まぐれにまぎれて国道沿いのボーリング屋に向かうのだった。


 パチンコ屋の2階が会場。



 健全な肉体に健全な精神は宿る。



 「各人は能力に応じて,各人は必要に応じて」。



 お品書き。



 「金を出せ」。



 円高とユーロの下落。



 ガチャガチャ。



 下はカップル用トイレ。



 すでに崩落は始まっている。



 同僚の毛。



 つづき。


 というわけで1投たりとも投げることのないまま,1時間半ほどで具合が悪くなって黙って帰ってしまった。こうやって人々のわたしに対する感情はますます悪化していく。