ケイさんからの蝶メール。ベニシジミ。
「僕,もう疲れたよ… なんだかとても眠いんだ」「おい! 眠ったら死ぬぞ!」という感じで揺さぶりが来る。(いやホントに眠いんだわ)
というわけで,競馬予想ブログ「ケイの言ってみようか!」主のケイさんからメールが届く。天皇賞のあれはアタラナクテアタリマエである。
神奈川の春。
ベニシジミの新もの。
翅をベタッと広げて日光浴を決め込んでいるらしい。タテハ系とは違って,シジミはたまに蛾のように葉っぱに貼り付くことがある。
「Web東奥/とうおう写真館・あおもり昆虫記」から引用。
(略)
その嫌われものを食草にしているのが、可愛いらしいペニシジミだから面白い。平地のどこにでもいる全く普通の小さなチョウだ。平賀町の友人YKさんは「ベニシジミがなかなか見られないチョウだったら、その美しさだけでマニアが目の色を変えるに違いない」 と言っているが、わたしも同感だ。よく見ると、それほど羽の赤が美しい。
人間の目は不思議だ。いかに美しいものでも、あまりに普通なものであれば、見向きもしない。半面、珍蝶であれば、全然美しくなくてもマニアは血眼になる。この“定理”は世の中全般に通じることで、いかに美しくても、タダ同然で手に入るものであれば、人は見向きもしない。ベニシジミは、このように「美」が正当に評価されていない可哀想なチョウじゃないかな、と思う。
http://www.toonippo.co.jp/photo_studio/insects/choucho/shijimi/column21.html
ベニシジミはわたしも好きな蝶。ミヤマカラスアゲハとどっちだろう。ジャンルが違うから比べても意味がないのだけれど。
それにしても神奈川は緑だなあ。こちら苫小牧は裸の地面からフキノトウが伸び放題で,やっとエゾヤマザクラが咲き始めたところ。
そういえば「Lepidoptera and other life forms」からベニシジミの分布マップ。
(http://www.nic.funet.fi/pub/sci/bio/life/insecta/lepidoptera/ditrysia/papilionoidea/lycaenidae/lycaeninae/lycaena/index.html)
画像だから「about maps」のリンクは効いていないよ。
北半球ほぼ制覇。おかげで(蝶であるし*1)亜種だらけである。ちなみに日本にいる亜種は“daimio”(=大名)。小さな大名があったものである。あちらの人々は「日本人はおよそチビで顔が平たい」と思っているに違いない。
*1:蝶は熱心な人が多いので,どんどん細分化していく傾向が強い。