スギタニキリガ。ウスバキエダシャク。ムラサキエダシャク。アオヤマキリガ。トギレエダシャク。ヒメカレハ。

 休日の朝からボランティア局の顧問の仕事をしなければならなくなって,市内を車で右往左往する。昨日は倒れるほど寒い風が吹いていたのだが,今日はさわやかな春の日である。
 帰宅後,外に虫撮りに行く気持ちなんてさらさらなく,「日本の鱗翅類」のホソガ上科のページを読みふける。
 わたしの職場の同僚が「自分は表(そと)大好き人間だから云々」と自己紹介していたが,わたしはどうしても「インドア(引きこもりともいう)」系であるようだ。
 前回のように,人の送ってくれた画像だけでブログ記事が書けるのは楽だなあ,と思ったりする。どうせ知識と無駄話に終始するのだから,記事の質はどのみち変わらない。


 でも,出撃。習慣とか惰性とかのカテゴリーである。でも,夜は目がつらいんだよお。 20時半。日中よりも風は大人しくなっている。あれれ。雲量は4ぐらい。気温は10℃。

アルテン温泉看板

 ・カバナミシャクの類*3。すべて同種。12mm,11mm,×。アップ撮影に失敗したので画像はお蔵入り。
 ・おそらくシロシタコバネナミシャク(12mm)。典型的な特徴が明確でないので,画像自粛。

 シーズン初のスギタニキリガ
スギタニキリガ Perigrapha hoenei
 23mm。絞りをもっと閉じるんだったー。

馬場駐車場

 ウスバキエダシャク。19mm。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia


 もう1頭。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia
 同じだね。頭が禿げていないだけ。
 前翅長16mm。サイズが小さいので,♂で触角とかも違うのではと期待したのだが。
 ※調べてみたら,この触角はどっちも♂なんだよねえ。


 この夜,もう1頭。スルー。

ムラサキエダシャク Selenia tetralunaria
 ムラサキエダシャク。19mm。

温泉駐車場

 アオヤマキリガ。21mm。
アオヤマキリガ Orthosia aoyamensis
アオヤマキリガ Orthosia aoyamensis
 なんだかトボケた顔つきだが,こういうのがしばしば悪の組織の黒幕だったりするので油断はできない。

 これは(わたしにとっては)珍しい。
トギレエダシャク Protalcis concinnata
 トギレエダシャク。16mm。
 大雑把に分ければ「フユシャク」グループ。♀は短翅で飛べないというがまだ未見。♂だってまだ数回しか見ていない。
 せっかくだからこれも接写。
トギレエダシャク Protalcis concinnata
 ちょっとだけ違うかな。

 もうヒメカレハが出てきた。すっかり春なかば。
ヒメカレハ Phyllodesma japonicus
 19mm。怪物めいていること甚だしい。

 ・オレンジ色のアメバチの類。こちらは機会を見て「虫@ふたば」に貼ろう。