シロアヤヒメノメイガ。キヒメナミシャク。ハンノトビスジナミシャク。カギバノメイガ。セブトエダシャク。ヒラタマルハキバガの類。アミメナミシャクの類。ヤマメイガの類。キマエクロホソバ。シロヒメシャクの類。クロシタアオイラガ。テンクロアツバ。シロオビヒメエダシャク。
すっかり忘れているのだが,気象庁のサイトを見ると曇だったらしい。更新を怠ると,こうやって「状況」の部分がどんどんこぼれ落ちていく。虫のことだけ考えていればいいということなのだろうねえ。
アルテン温泉看板
やっぱり夏はメイガ。もちろん夏以外にはそれほど目立たないということ。
シロアヤヒメノメイガ。12mm。どちらかと言えば,灯火というよりも,昼間の草っ原からいくらでも飛び出してくる蛾である。同属に「キアヤヒメ」がいるがそちらは未見である。
眼視では白っぽく小さく壁に貼り付いているだけの蛾が,カメラのディスプレイの上で思わぬ美しい複雑な姿を見せる。灯火での虫撮りの楽しみの一つ。
隠されることなく提示されていて,しかも気付かれることのない事柄はあまりにも多い。
蛾にしてみれば,そもそも前翅の模様を人間に認識される必要がないのだろう。
小型 :〜13mm (ミクロレピほとんど,およびシャクガやヤガのマイナー所とか。概して存在感に乏しい)
中型 : 14mm〜25mm (大抵の蛾。例えばカバキリガなんて驚くほど20mmである)
大型 : 26mm〜40mm (遠目で蛾と分かるレベルの連中)
規格外: 41mm〜 (スズメガとかヤママユとか,後ずさりしないとカメラのフレームに入らない手合い。そしてその時しばしば落ち蛾を踏んでしまう)
同定しやすい系のノメイガ。
カギバノメイガ。14mm。この蛾を「小型」というのはためらわれる。
別個体。この蛾のシーズンは長くないが,必ず複数が飛来する。この夜都合3頭。
測定しづらいポジションだったのでパス。典型的なノメイガ顔。
ヒラタマルハキバガの類。測定前逃走。
『みんな蛾』『大図鑑』でも分からない。個体変異が云々とは思えないので単に人気がないだけだろう。
種名を絞り込むところまではいけるのだけど結局写真では特定できないという蛾種が結構いて,もう慣れているので平気です。
22mm。「アミメナミシャクのたぐい」までは簡単。「キアミメ」か「ミヤマアミメ」かが分からない。『大図鑑』で前翅を見比べても,これはおんなじである。ついでにネットで検索してみても,皆さん区別がつかないようだから,わたしが ヽ(´ー`)ノ オテアゲー で当然である。
君子危うきに近寄らず。しかもわたしは君子でしかない。
君子なのでこれも当然分からない。
ヤマメイガの類。7mm。
こうやって撮りだめて貼り付けて我慢しておけば,ある日突然閾値を超えて自由自在にヤマメイガを同定できるようになるかもしれないということはおそらくなさそうなのだが,君子だから仕方ないのである。
・ウストビモンナミシャクの擦れ。
・ウスクモエダシャク@電柱。
・オオトビスジエダシャク(22mm)。
馬場駐車場
人間が3人いて,スケートボードをやっている。
キマエクロホソバ。17mm。
昔,脱いでもすごい人がいたが,この蛾は測ると小さい。あらためて見返すとなるほど小さい。(ルリモンエダシャクなんぞは測れば測るほどと大きい)
さて分からない。いい感じの蛾なんだけどなあ。
17mm。現場ではミスジコナフと思っていたが帰宅後画像を見ると,ヨスジある。さあ困った。更新がとどこおるのはこういう時。
さんざん調べ直して,やっぱり分からない。シロヒメシャク Scopula の類であるようだ。ヒメシャクもトーシローには禁断の園である。
自分の文章にうんざりしてきたので後は急ぎ足。
・ハネナガブドウスズメ(44mm)。規格外。
・キスジハイイロナミシャク(13mm)。割愛。
・おそらくウラジロアツバ(逃走)の擦れ。