エゾハルゼミ。ヤマメイガの類。ヒロオビウスグロアツバ。テンスジツトガ。アカスジキヨトウ。フタホシコヤガ。マダラエダシャクの類。ウラジロアツバ。ハネモンリンガ。ヒメトラガ。
土曜日なんだが雑務は汗牛充棟状態である。色画用紙を買い込む。バザー用の食券台紙である。B5サイズに切り離して印刷機にかける。訳の分からない印刷物がどんどんできていく。
味や量や価格を深慮するなら(いやむしろ考えるまでもなく),バザーを利用するメリットはほとんどない。そもそも何で,どうやっても埃っぽい体育館で物を食べねばならないのだろう。
飲み物は自販機並の価格でしかも冷えていない。おお,隣のドラッグストアでは同じ商品が55円安く売られている。持ち込んでいいんだからね。
こんな企画は自由競争下ではすべからく滅んでしまうのだが,学校は市場でないので平気である。働く側(担当教員・係生徒)に利益も報いも何もない。間に入った業者のレベルに視線を転じてはじめて,G−W−G’が成立している。その過程において,こちらの労働は根こそぎ搾取されているのだが,「労働」ではなく「教育活動」であるらしい。
というわけで,この日の最高気温15.6℃,最低気温12.0℃。出撃時は13℃である。夜の天気はガス。
アルテン温泉看板
セミは来なくてもいいのに灯火に来る。早朝の鳥に食べられる運命だと思う。
エゾハルゼミ。体長25mm。フレーム比が落ち蛾用なので妙な感じの画像である。
看板上は,灰色のヤマメイガと白いツトガが優勢。
ヤマメイガはよほど特徴的な種以外は同定不能ということに,わたしはしている。
初夏のツトガは高い確率でテンスジツトガ。これは12mmの個体。他のツトガが出てくるのはもう少し後。
それから,ヒロオビウスグロアツバも今頃が旬。
♂個体,12mm。
♀個体,11mm。
『詩経小雅』に謂山蓋卑 爲岡爲陵
http://www.1-em.net/sampo/sikyo/sikyou_yaku.htm#祈父之什
(山が低いといっても,岡(=山背)があり陵(=岡)がある)
民之訛言 寧莫之懲
(民の流言を,放置して取り締まることがなかった)
召彼故老、訊之占夢。
(旧臣たちを招き,夢占いをさせる)
具曰予聖 誰知烏之雌雄
(みんな自分が優れていると言うが,烏の雌雄すら分かるまい)
※大意はyyzz2による。とあるが,ヒロオビウスグロアツバの雌雄は『標準図鑑』ではこう。
♂の触角は繊毛状,各節から出る一対の刺毛は長い。♀の触角は微毛状。(…)斑紋は♀の方が明るい。
(II,p.225)
常連だが,褪せていない個体は十分に美しい。
フタホシコヤガ。16mm。
『標準図鑑』では新設のスジコヤガ亜科に編入された蛾。
Abraxas。アブラクサスは<キタシロ><ユウマダラ><スグリ>以外は要解剖。
というわけでこれは同定不能。撮り専の限界である。
ハネモンリンガ。まだ新しい。
測定漏れ。この蛾の巻き具合を見ると必ずを思い出す。
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・カギモンヤガ(18mm)。
・フタホシシロエダシャク(14mm)。
・アオジョウカイとアメバチの類。