7月29日(3/5)。チャイロナガカメムシ。シロフコヤガ。マエキカギバ。キガシラオオナミシャク。

 今,この文章を書いているのは9月2日。とうとう1ヶ月遅れてしまった。orz。
 (承前)

 この夜は引き続きチャイロナガカメムシが多い。
チャイロナガカメムシ Neolethaeus dallasi
 灯火に飛来するカメムシの中でも,この虫はしばしば互いに集まる。
 群を作るカメムシにあるようなフェロモンの働きなら,もっと密集するはずと思うのだが,3〜4頭でなんとなく相互に意識しながらというスタイルを取り,しばらくすると散会してしまう。♀を探索する行動にしては交尾個体をみかけない。

 新設スジコヤガ亜科組。
シロフコヤガ Protodeltote pygarga
 フツーのシロフコヤガと思われる。12mm。

 カギバは久しぶりのような。
マエキカギバ Agnidra scabiosa
 マエキカギバ。17mm。
 種小名の“scabiosa”は「ざらざらした」あるいは「疥癬の」。HPでは後者で記述している。
 他にも同じ語幹を持つ蛾に“Phyllonorycter scabiosella”(Wikipedia)がいて,こちらは疥癬ではなさそう。

 落ち蛾。
キガシラオオナミシャク Gandaritis agnes
 キガシラオオナミシャク。29mm。大きい。

 (続く)