カギバガの触角の確認(2)。マエキカギバのつづき。
また愚痴から。
結局,体重が5キロ減って2週間で3日欠勤して,抗うつ剤生活に逆戻り。キーボードの横にクスリが山盛りになっている。とにかく来月半ばのイベントに穴を開けるわけにいかない。もう休めない。
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前回のマエキカギバについて,ありがたいことにコメントをいただくことができた。
サイト「南四国の蛾」のnabeさんから。
この度自分のマエキカギバの保管画像を調べてみたら、触角を確認できた画像では♀がやや多いという結果となり、灯火に飛来する数は雌雄で差異がないと感じました。
蛾像は「蛾の掲示板 1677」。
ほとんどの画像は触角を身体の下に隠していてわかりづらく、完全に出して止まっている画像は少なく6枚、その中で両櫛歯状の♂は2枚、糸状の♀は4枚でした。
触角を隠した残りの16枚の画像でわずかに見える触角も確認しましたが♂も♀もあり、灯火に飛来する個体数は特に雌雄での違いは認められませんでした。
nabeさんといえば高知のライトトラップを代表する方である。間違いはないだろう。わたしのサンプルが何故か♂に異常に偏っていたと考えるべきである。
(それにしても何故9個体すべてが…… ヽ(`Д´)ノ)
その後すぐに,サイト「ある蛾屋の記録」の蛾LOVEさんから,上記掲示板へダメ押しの蛾像。「街灯」とある。確かにこの色の感じは人工光だ。
【結論】
マエキカギバにおいて,♂♀の走光性に差は認められない。どちらも光に誘引される。
わたしの当てずっぽはハズレ。でも知識が一つ増えてよかった。やっぱり何かあれば図鑑に書いてありそうなものなのだなあ。
というわけで,nabeさん,蛾LOVEさん,わたしのつまらない思いつきにご協力ありがとうございました。
傍系なので妙なアプローチばかりしていますが,よろしければ今後もご指導お願いいたします。
最後におまけ画像。Butler,Illustrations of typical specimens of Lepidoptera Heterocera in the collection of the British Museum,partII,pl.XXV,9,1878 から。9番がマエキカギバ。しょぼいなあ。
次は Nordstromia かな。でももう少し先になります。