札幌出張報告(1)。

(1月11日記)
 というわけで,札幌での研修会から帰ってきました。
 ハサミムシの方はさっぱり進まないので,しばらくは札幌での動向の報告。


 朝一番に進学講習を1つ済ませて,都市間バスで札幌入り。


 まず目指すは南陽堂。1Fは危険なので長居は無用。欲しくなる本だらけである。生の書店はどこまでもわたしの欲望をかき立てるようにできている。やはりAmazonが安全である。
 2Fへ。「ファーブル昆虫記」にこんなに沢山の訳があるとは思わなかった。大杉栄から奥本大三郎まで読み比べると面白そうだが,そんな余裕は全然ない。ちなみに原文はネットにロハで転がっているが,まだダウンロードしていない。少し眺めただけ。
 色々な出版社から色々な小図鑑が出ているが,買うほどのものではないと判断。図鑑コレクターじゃないし。戦前の昆虫分類の本をもう少しで購入しそうになるが思いとどまる。きっと読まないのである。とりあえず翅脈に現在はあまり関心がない。
 結局,

  • 田中誠二他,耐性の昆虫学;東海大学出版会;4,410円
  • 辻豊二他,芝生の病害虫と雑草;全国農村教育協会;1,800円
    • 1979年の初版。
  • 城田安幸,仮面性の進化論;海鳴社;1,000円

 感想などは次回に。


 その足で紀伊国屋書店へ。
 アリストテレス『動物誌』を立ち読み。持っているのだけれども家に見つからないのである。sphondyle については不詳というのが正解らしい。危険なので棚を回ったりはできるだけしない。本が目に入らないように,良い姿勢で真っ直ぐ前を向いて移動する。
 購入したのは

 この2冊と辞典と昔習った記憶とで,ことごとく格の順番が異なる。わたしが格変化をさっぱり覚えられないのは,それが原因であるに違いない。


 16時前にホテルにチェックイン。テレビはつまらない。出張の夜は引きこもって本を読むのが常である。つまらない人間といわれればそうなのだろう。遊び歩くよりも怠けている方が好きなのだからしかたない。