亜種名の呼び方についての提言。
ところで,「みんな蛾」では ,Chiasmia clathrata kurilata は「ヒメアミメエダシャク北海道亜種」なのだが,亜種名がせっかく「クリラータ」である。これは「千島亜種」とする一手なのではないか。上手くすると北方領土も何とかなるかも知れない。
カバエダシャク(Colotois pennaria ussuriensis)だって亜種名をわざわざ強調して「カバエダシャク ウスリー亜種」。何かインターナショナルで大陸的で赤い気分にひたれるではないか。これは大切なことである。
狭い日本でのせせこましい分布域にこだわったって小さい小さい。
どんどん面白い。コケエダシャク(Alcis jubata melanonota)はわざわざ「コケエダシャク黒斑亜種」と呼んだ方が面白いし,チャオビトビモンエダシャク(Biston strataria hasegawai)は日常的に「チャオビトビモンエダシャク長谷川亜種」と呼べばよい。せっかく献じられたのだから使わないともったいないと思う。
というわけで,改革あるのみである。