ウスベニスジナミシャク。ウスバキエダシャク。

※5月13日うp。


 昨夜は曇り空だったが風が付いた。天気予報によると夜半過ぎからは風が弱まるとのこと。夜明け前を狙う好機会だと思い,その夜はさっさと就寝。夜中にうなされて何回も眼を覚ますので,寝過ごすことはないだろう。疲れているのですぐに眠れる。
 3時半はもう空が白みかけている。高緯度地方恐るべし。蛾影は全然。やっぱり朝駆けは夏向きであるようだ。一体何時だったらいいのだろう。夏の3時は完全に明るいよ。
 掲示板の青シートが剥がされていた。白地に黒字で「キャンプ場使用の注意」が書かれている。何か特別な消毒がなされない限り,格好のスクリーンになりそうである。


 わずかに雨粒が落ちてくる。そういう天気が多い。というわけで夜も出撃。馬鹿であるらしい。公園へ。
 路灯に3頭ほどの小さな蛾が舞う。これはすっかりお馴染みの光景。彼らは降りてこないのである。

 飛んでいた蛾がくるくる回って上手い具合に地面に落ちた。
ウスベニスジナミシャク Esakiopteryx volitans
 なるほど交尾中で飛んでいられなくなったか。ウスベニスジナミシャク。脅かして離れられると詰まらないので測定せず。
ウスベニスジナミシャク Esakiopteryx volitans
 紅色の個体と苔色の個体。ウスベニスジナミシャクは♂♀で外見の違いはほとんどない。ただ,鱗翅の交尾で相手を引きずって動くのは大抵♀の方だから,画像で上側の紅色の個体が♀だろうと思う。

 炊事場はそんな相場。少し歩くことにして路灯巡り。

 典型的な落ち蛾。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia
 スレもののウスバキエダシャク。18mm。こちらは♂♀で触角が違うので区別できる。これは♂。

 疲れた。