ヤスジシャチホコ。マユミトガリバ。サカハチトガリバ。オカモトトゲエダシャク。ハネナガコバネナミシャク。シロフフユエダシャク。ウスベニスジナミシャク。カギモンヤガ。エゾモクメキリガ。トギレフユエダシャク。

10℃

 今夜は少し気温が下がった。それでも10℃を超えているのだからたいしたものである。
 虫が優先。全然風呂に入っていない。両立はとりあえずできない。きっと湯冷めをして死ぬ。20時半頃に家を出る。一路丸瀬布
 

丸瀬布道の駅

 駐車場に3台ほど。人々はトイレが目当て。蛾目当ては少数派でしかない。
 
 昨夜よりも気温の低い分だけ蛾は少ない。その方が楽である。過剰に飛来されるとかえって面倒だ。やる気があるのかないのかはともかく,負担を発生させない状況がわたしには好ましい。疲れたくない。明日も仕事。
 
 標識裏。
ヤスジシャチホコ Epodonta lineata
 ヤスジシャチホコ。21mm。昨年は見ていない。地味に良い蛾である。どこかに食草のハリギリが生えているのだろう。
 
 トガリバ2種。
マユミトガリバ Neoploca arctipennis
 マユミトガリ。17mm。最も典型的な模様の個体。うーんトガリバだよねそうだよねという感じ。
 高所。現場では第一感でこれもマユミ。
不明蛾 unidentified
 かなり色が違うが,おそらく許容範囲だろう。中央の黒点や,腹背の毛束や,翅脈の出方などは状況証拠。接写できたならもっと良かったのだが。
 
サカハチトガリバ Kurama mirabilis
 前回に続いてのサカハチトガリ。18mm。遠軽では多いのかな?
 
 高い所にオカモトトゲエダシャク
オカモトトゲエダシャク Apochima juglansiaria
 
 観光掲示板支柱。サイズと翅形からすぐに分かる蛾。
ハネナガコバネナミシャク Trichopteryx polycommata
 ハネナガコバネナミシャク。19mm。分かりやすいトリコプテリクスは貴重である。
 
 いわゆる「フユシャク」には,「フユシャクフユシャク」・「ナミシャクフユシャク」・「エダシャクフユシャク」の3種類あって,これは3番目のエダシャクフユシャク。
シロフフユエダシャク Agriopis dira
 シロフフユエダシャク。16mm。ここらの同定は昔はずいぶん苦労したのだが,要するにシロフフユは前翅前縁に反りが入っているのである。
 
 ウスベニスジナミシャク。13mm。
ウスベニスジナミシャク Esakiopteryx volitans
 緑の個体は春の出始めのものだから,ピークはもう少し先になるはず。ということは苫小牧に比べて心持ち遅い。
 
 カギモンヤガ。18mm。
カギモンヤガ Cerastis pallescens
 これはだいたい季節通り,かな?
 
 時間の経過とともに,蛾が増えてくる。標識に張り付いているメンバーがいつの間にか交代していく。
エゾモクメキリガ Brachionycha nubeculosa
 エゾモクメキリガ。24mm。この蛾の良さはイチゴキリガと甲乙つけがたい。
 
 切りがないで撤退。
 

瀬戸瀬無人

 収穫なし。
 ○ 高所にトギレフユエダシャク
 

遠軽コンビニ

 カメラをガチャガチャやっていると,同僚と出くわす。

同僚:なにかいますか。
yyzz2:います。
(会話終了)

 こういうのをコミュ障というのだろうか。少なくとも社交性はゼロに限りなく近い。
トギレフユエダシャク Protalcis concinnata
 トギレフユエダシャク。未測定。