ケイさんからの蛾メール@暑中お見舞い。マエキオエダシャク。ヒトリガの類。モンキクロノメイガ。

 engarの夏は北海道民にはキツい。7月8月と暑いし,仕事はつらいし,未来に希望はないしで,身も心も暗闇の中に落ち込んでいた。
 考えてみればいつものことであって,別段夏に限らない。engarのせいでもない。運命らしい。「生まれてきたのが運の尽き」である。トランキライザーが食事。
 
 当ブログではおなじみの,「ケイの言ってみようか!」の管理人のケイさんから暑中見舞いメールが来ていた。わたしはメールボックスさえ開けない状態が続いていて,しばらくメールに気づかなかった。気づいた後もしばらくは読めなかった。失礼な話だが当方はその程度の人間でしかない。
 妻子を養いながら真っ当な社会人をしているケイさんと,妻を300キロ離れた土地に置き去りにして一人でクスリ漬けになっているわたしとはずいぶん差が開いてしまった(もともとそんなものだったのかもしれないが)。わたしの精神はすぐに,しばしば難破する。
 
 彼はわたしが喜ぶのを知っていて蛾の写真を送ってくれていた。心遣いに感謝。
 神奈川の蛾なので,北海道にいない蛾もしばしば混ざっている。
 
マエキオエダシャク Plesiomorpha flaviceps
 マエキオエダシャク。形は記憶にあったのだが,色合いにだまされてしばらくアオシャクを探していた。この蛾は光の加減でいくらでも青っぽく写ってしまう。北海道では未産。
 
ヒトリガ科 Arctiidae
 分からない蛾。アカハラゴマダラヒトリかもしれないし,あるいはアメリカシロヒトリなのかもしれない。
 後者は北海道ではまだ函館止まり(参考:樹木を食べる昆虫、北海道アメリカシロヒトリの項目)。温暖化が流行だから,道東にもやがて分布するようになるだろう。
 
モンキクロノメイガ Herpetogramma luctuosale
 ノメイガ。ノメイガはよほど特徴のあるもの以外はどれも同じスタイルである。これはおそらくモンキクロノメイガ
 
 
 自分がつくづくダメだなあ。
 神奈川で元気にやっていることをご祈念申し上げます。