8月17日前半戦。オオシロシタバ。オニベニシタバ。ケンモンキシタバ。ベニシタバ。
一昨夜,このエンガーの地ではカトカラがフツーに飛来することを知った。コマトマイでモソモソやっていたわたしにとっては,ちょっとしたカルチャーショックである。
これは糖蜜しかない。
昼間から車を走らせて材料をそろえる。黒砂糖,酢,焼酎,ビール,脱脂綿……。
丸瀬布
途中のコンビニでフラッシュ用の電池を補充。すでにオオシロシタバが数頭,ウィンドウにとまっている。恐るべき土地であると思う。
駐車場中央のモニュメントの砂利へ。カシワマイマイはよほど減っているが,他の蛾の撮影の邪魔になるにはまだ充分である。
前回同様,オオシロシタバが多い。
測定しておく。41mm。あらためて,この蛾の大きさを実感する。
さっそく。糖蜜をしみこませて出来損ないの小揚げのようになった脱脂綿を設置する。酢の臭いがする。
たちまちオオシロシタバたちが集まってくる。彼らには何の警戒心もないらしい。天真爛漫ですらある。
他のカトカラはオオシロほどオープンではない。
オニベニシタバのガードの堅さは相変わらずである。
ケンモンキシタバは個体数も少ないのだが,この夜はそもそも糖蜜にあまり寄ってこなかった。
ベニシタバがいた。
これでベニシタバ系3種そろった。再掲して後翅の帯の色の比較。
左がオニベニシタバ,右がエゾベニシタバ。
色が違っても,やっていることはもちろん同じである。
(この項続く)