ケイさんからの虫メール。ヨトウガ。

 もうこのブログに新しい蛾の写真が載ることはないだろうくらいに思っていたのだが,世の中は色々あるものだ。
 当ブログのほとんど絶滅危惧種となった読者の稀少な一人である,神奈川のケイさんがメールをくれた。
 彼は現在,「ケイの言ってみようか!」の管理人として,読んだ本の表紙をうpしている。わたしの読まないような本ばかりなので眺める(表紙だけなので)と時々楽しい。
 彼はもはや世間から見捨てられているわたしのことを何故か気遣ってくれて,教員の仕事は大変だろうとか書いてくる。
 わたしは「生きにくい系」の人間なので仕事は何であれ大変でつらいのである。まだ教員は呑気な商売の部類である。ただし「将来ある子供たちを台無しにする」という罪深さ(これは社会や教育制度のせいである)を伴うので,わたしの来世は地獄行きのような気もする。
 地獄に生まれると,地獄での寿命が尽きるまで何十億年とか一兆年とかかかるそうなので嫌なのだが,もう手遅れである。
 そもそも,ケイさんの方が仕事は大変なはずである。妻子もいるし。
 
 それで,彼は蛾の写真も送ってくれる。ありがたいなあ。

 ヨトウガである。ヨトウムシとかネキリムシとかのあれである。ヤガの中で最も親しまれている種じゃないだろうか。
 それにしても,彼の写真はどんどんピントの精確さと鮮やかさをまして来ているように思う。機械が良くなったからと謙遜してもダメだからね。わたしの写真なんかはカメラが同じなのに,どんどん劣化していったのである。