ニャントロ星人ふたたび,モンシロツマキリエダシャク,フトスジモンヒトリ.【写真日記虫】

ニャントロ星人

 (6月11日記)
 忙しいったらありゃしなかった.虫撮りも更新もポーン.仕事のバカヤロー.その間ずーと涙空だったのがせめても慰め.なんとか一山越した.睡眠時間削りまくりでまだ( ゚Д゚)ネムヒー.休日を返せぇぇぇ.これも「あいつ」のせいに違いない(記事参照).


−−−−−−−−−− 6月7日 −−−−−−−−−−−


 錦大沼駐車場へ.
 またしても「宇宙生物」出現.一部で有名な「ニャントロ星人」に違いない.写真がピンぼけだったり,シャッターチャンスを逃したり,ぬか床がかびてしまったり,上司に怒られたり,どう考えても人生失敗だったりするのは,すべてこのニャントロ星人の陰謀によるものなのである.
 今夜もニャントロ星人は,わたしよりも先に灯火を回って虫たちをジューリンしていた.一脚を振り回して追っ払うと,秘密基地へと逃げ込んでいった.正義は勝つのである.


ヒサゴスズメカクモンヒトリ(?).キリガとシャクガを足して割ったようなガ,「未同定フォルダ」へ|Д´)/〜〜.
★地面で羽ばたいているヒメカレハ

06年6月7日20時34分.苫小牧市樽前,錦大沼公園
 色も良いし,小ぶりな可愛らしい蛾.


★6月5日にいきなり逃げられた蛾と同一種.画像はそちらの方が擦れていないのでそちらで.

06年6月5日20時43分.前翅長22mm.
 モンシロツマキリエダシャク,と調べがつく.前翅内縁外縁の優美な波打ち具合が売り.和名の「モンシロ」について『蛾類大辞典』では,

本種は前翅外横線の外側第3室に白紋があり,個体によっては黒褐色環でかこまれ,時には黒褐色紋となる.(p.565)

ようするに何かあるということ.この画像の紋にしても,あまりきれいなものではない.
 また「春と夏に出現する全国的な普通種」とのこと.あまり人の眼を引く蛾ではない.学名は"Xerodes albonotarius",「乾いているもの+白い書記官」である.よく分からない.


 駐車場にニャントロ星人の運転する不審車両進入.こちらは温泉へと場所替え.
フトスジモンヒトリ

06年6月7日,20時48分.
 アカハラゴマダラヒトリよりもずっと黄色い.縦方向に長く,スマートに見える.模様は「長いヒゲを伸ばした偽紳士の顔」に見える.
 ※追記:ネットでこの蛾の画像をあれこれ見ると,模様が少しずつ違って,表情がみんな違う.おもしろい.
 "Spilarctia obliquizonata",「斑のある熊(シャチホコが「歯型」であるように,ヒトリガは「熊」らしい)+斜めの帯」が学名.こちらの名前は言いたいことがよく分かる.こういうのはかえって珍しい.


☆あとは,いつものアカハラゴマダラヒトリくん.


 地味な蛾ばかりなのも,空が泣き出しそうなのも,郵便ポストが赤いのも,みんなニャントロ星人が悪いのである.