オオクワゴモドキ,ニセツマアカシャチホコ,アオバシャチホコ.初見ラッシュ続く.【写真日記虫】
昨夜の雨が午前中まで残った.雨っぽい天気が続く.
<錦大沼公園駐車場>
不審車両2台が離れた所に停まっているが強行.
★街灯の下で回っている蛾.シャクガやシャチホコとは見た目が違う.
カイコガ科のオオクワゴモドキ.カイコガ科は小さいグループなので調べやすい.
ところで,見ての通り「オオ」というほど大きくない.小さいクワゴモドキはいないし,クワゴとサイズはどっこいどっこい.景気はいいが必然性はない.「モドキ」とはいえ翅にギザギザが入っていて,のっぺりした感じの本家クワゴよりも格好いいと思う.
☆翅を立てている蛾*1.マエアカスカシノメイガに似ているがよく分からない.
<温泉看板>
★なんだこれは? ( ゚д゚ )….
エビに見える.衣をつけられて揚げられる所を脱走してきたものか.たいやきくんじゃあるまいし.前翅長18mm.こういう変なのはシャチホコがぁゃιぃ.
これだけ個性が強いとすぐに絵合わせできる.ニセツマアカシャチホコである.
横から見ると,どうにか蛾と分かる.赤いゾーンが白ラインできっちりストップしているのが「ニセ」の特徴.本家ツマアカはラインをはみ出す.
「ふたば」での反応や,あちこちの掲示板をググって見た感じでは,割り合い珍しい種らしい.
『大図鑑』では
北海道から本州中部の山地部にわたって分布,四国では中部山地で見出されているが,本州西部,九州中部の山地には記録がない.(P.627)
北海道は南国に比べて虫では概して損しているのだから(キンカメムシだっていないしさ),たまにはこういうのがあってもいいのである.
ここのポイントでの成果.
☆初スジキリヨトウ.初見のオオバトガリバ,ハガタアオヨトウ,これは残念ながら後日〜.灰色の奴は「未同定フォルダ」へ|Д´)/〜〜.
<馬場駐車場>
☆不人気の看板に,初見のカラフトゴマケンモン.白地に点々シマシマでいい感じなのだが,後日回し.
★足元にのそっと大きい真っ黒なシャチホコがいた.撮り.
あれれー.青光りしている.頭の冠は金色である.これは思いもかけずゴージャス.撮ってみるものである.
これも簡単.アオバシャチホコ.学名は"Zaranga permagna".属名はラテン系の単語では恐らくはない.古代インドの匂いがするが分からない.
付記(07/4/14):Zarangaはアケメネス朝ペルシアにおける地名.またはそこに属する中央アジア遊牧民の名称.
小種名は「非常に大きい」.確かに大きい.前翅長が32mmほどある.
横から.撮っている姿勢はあまり人に見られたくない.
ISOを400に上げているのでやたらに明るいが,眼視では真っ黒である.夜の蛾は夜に見るべきものなのだが,さすがに暗すぎてはダメである.
☆その他.シロケンモン,ハネナガブドウスズメ.どうして昨シーズンはスズメガをry).大きめの汚いコメツキムシ.