「美麗種小特集」.エゾシモフリスズメ.ツメクサキシタバ.ミスジアツバ.ギンモンミズメイガ.ヒメトラガ.【写真日記虫】
日没が夜の7時過ぎなので8時ではまだ暗くなりきっていない.21時近くまで引っ張ってから出撃.もっと遅い時間の方がよいのかもしれないが,明日に響く.
ガスが出てきている.車のフロントが曇る.
錦大沼公園駐車場は不審車両でパス.落ちているオオミズアオに慌てて急ハンドル.
<温泉看板>・<馬場駐車場>
向こうの方で花火をやっていて,光と声と煙がこちらに流れてくる.煙は蛾に影響がない模様.ニャントロ星人はいなかった.そのためか,5種7頭のスズメガと出会うことになる.
というわけで,今回は「スズメガ小特集」.と思ったけどやめ.わたしは花を飛びかう蝶のように移り気なのである.
「今夜の美麗な中・小型蛾」で行こう.スズメガは大きくて格好いいけど,やっぱり地味である.スズメガ画像を連発しても盛り上がらなさそう.
※追記:ここのスズメガ4種について,7月31日に小特集実施.
☆スズメガのまとめから.5種中初見が3.
・モモスズメ.看板の足元でへたばっていた.
・エゾシモフリスズメ*3.大きい.右上は顔アップ.腹部を横から見ると,白黒の縞が目立つ.「霜降り」,とはそこからの連想?
・サザナミスズメ.白い仁丹状の小点がぽつんとしている.これは中型.
・クチバスズメ.これも,のたっと大きい.
・クルマスズメ.ずいぶんと赤っぽい印象.ベニスズメと全体の感じが似ている.なるほど同じホウジャク亜科である.
★その1.△翅の上に鮮やかな栗色の模様を乗せた,感じのいいデザインの蛾.
ツメクサキシタバ.「詰草黄下羽」の名の通り,下翅に黄色の横線が入っている.それより学名が大変."Euclidia dentata",女性名詞化されているが「ユークリッド」である.理系の者はこの蛾を見かけたらすべからく感謝の祈りを捧げねばならないだろう.小種名は「歯のある」で,こちらは翅の模様からと思われる.
★その2.液晶画面を見て美しさに息を一瞬呑んだ.見事な薄黄色の円弧.
ミスジアツバ.ごくごく普通種の,どちらかといえば地味蛾カテゴリーに入るだろう.
しかしよくもまあ前翅と後翅の横線が上手く繋がるものである.この角度で翅を広げるのが最も心地よいのだろうか.この夜に3頭ほど出現.1枚目が1番よく撮れた.
★その3.この蛾も美しい.ただし小さい.
ギンモンミズメイガ.「銀紋水螟蛾」.「銀紋」は下翅の最終白ラインが銀紋3つになっていることから.『大図鑑』では食草はヒルムシロだとある.「ヒルムシロ」? 植物図鑑を見ると完全に水草である.だから「水メイガ」なんだな.
★その4.昨日の記事で「不明シャチホコ」と書いた蛾.間違えていた.
ヒメトラガ.ヤガ科である.結構派手.日本画のキャラクターのような上目遣いである.
この蛾は飛んでいる時が鮮やか.下翅が黄色地に黒紋になっていてとにかく目立つ.少しつついて開かせる.
簡易眼状紋だな.
☆その他.不明ツトガ,自信ないヨトウガ.
未同定フォルダ(´・ω・`)/~~.
※イボタケンモン.ウスキバネ?ツトガ.その他.カラフトウスアオシャク.
☆寄ったコンビニに,大きなアケビコノハ.コンビニ恐るべし.撮った.