マイマイガ.ワモンキシタバ.赤星病.【写真日記虫】

ヨツボシホソバ

 朝,快晴.隣家のTVアンテナで「ジャッジャッ」とカササギが鳴いている.写真を撮りたいが,マクロレンズしか持っていないわたしにとっては手の届かない被写体.
 気温が上がり始める.


 昼下がり,仕事が一段落.カメラを持って公園で遅い昼休みに.


 相変わらずスジコガネがo(・∀・)oブンブン飛んでいて,歩道で踏み殺されている.ツノアオカメムシも踏みつぶされている.「上を向いて歩こう,涙がこぼれないように♪」なんて歌を思い出す.
 蟻が,緑色のスズメガの幼虫を襲っている.樹には例によってチャタテムシ群.

 柵のコンクリートの陰を探すと,マイマイガの蛹が幾つも見つかる.

 動くのも,動かないのも,上の方に小穴が開いているのもある.


 伸び始めた芝生に踏み込むと蛾が飛び出す.死んでいるヨツボシホソバ(右上画像).やがて蟻に発見されるだろう.

 木陰になっている芝草につかまっていた蛾.あ,Catocalaだ.
 Catocalaというはヤガシタバ亜科に属する一群の蛾の属名.「下羽」の名前の通り,下翅の色彩が鮮やかで,ムラサキシタバなど大振りの人気のある蛾を幾頭か抱えている.

 これはワモンキシタバ.大型種ではないがそれでも前翅長は27mmある.
 有名なヘッセの小説で端役を務めているという.(「硯箱」の「ヘルマン・ヘッセ『クジャクヤママユ』『少年の日の思い出』の比較」).実はわたしはドイツ文学は弱い@フランス系.
 近づいても逃げないので正面に回り込む.

 この画像は「虫我掲示板」へ.

 小さな梨の木.昨年,管理している人からその小さな実をもらった.食べるにはあれなので果実酒を仕込んだ.
 見ると,葉に怪物体が.虫こぶか?

 調べてみると,虫こぶではなかった.がっかり.「赤星病」とよばれる菌類寄生らしい.
 この菌の生活環は,ナシの樹で完結するのではなく,この後にビャクシンに移動して冬越しをするという(「あいち病害虫情報」の「病害虫図鑑・赤星病」etc.).確かにナシは落葉樹なので通年はきびしいのか.
 虫ではないのだけど,「虫こぶ類似物件」ということで「ふ○ば@虫」に貼り.さすがに虫板の住人はハイレベルで,面白い情報が.

(名無しさん)
カイヅカイブキなどビャクシン類で越冬する。
ナシ産地では、これらを植えてる家があったら
問答無用で切り倒される(かも知れない

(yyzz2)
 >問答無用で
なるほどー.おもしろいですねえ.
世の中はいろいろあるんだなあ.

(名無しさん)
法ナシの栽培地数km?以内にビャクシン類を植えることを禁止している法律があったと思う。

(ポン塵収集車さん)
 >なるほどー.おもしろいですねえ
我が家の周りがまさにそれです
貝塚イブキ・タマイブキは植えないでください」という看板がいくつもはってあります

 ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェー.ここに引用できなかった人も含めてレスをくださった皆さんに感謝.
 カイヅカイブキをさっそく図鑑で調べてみる.あー,あの実の白い奴だ.見たことあるや.


 −−−−−−−−−− アマリ ネタガナイケド ヨルノブヘ −−−−−−−−−−−