オオハガタナミシャク.シラホシコヤガ.ツマジロカラスヨトウ.【写真日記虫】
昼休み,同僚が声をかけてくる.玄関の所に大きな緑色の芋虫がいるという.わたしが「虫をしている」ことは一部で知られている.複雑な心境.
スズメガの幼虫.おそらくクチバスズメかモモスズメか.
こんな所にいてもその内に踏まれるだろうと思ってつまみ上げると,周囲の人々に驚愕が走る.一般的な人々の芋虫に対しての感覚はそんなものである.
植え込みの根元に放り投げて,一件落着.
夜,出撃.
【温泉看板】
お,カメムシがいる.そっち優先.
まずいなあ.ベニモンツノカメムシ系だ.セグロのようであるが決め手がない.この類は「カメムシギャラリー」からもはずした事情がある.でも撮り(右上画像).
模様にメリハリがあって鮮やかなシャクガがいた.これはスルーするに忍びない.
オオハガタナミシャク.前翅長15mm.横線の白が効果的である.
『大図鑑』では全国的に普通種.個体変異はあるが,南下するにつれて黄色味が強くなる.(p.485)
とのこと.そうなのかもしれない.
画像では見えづらいが,腹をハサミムシのように反らしている.
よく分からないホソバ*2.ベニスジシロコケガ♂.
小さいが模様のはっきりした蛾.何とかなりそうなので撮り.
シラホシコヤガ.前翅長7mm.
シャクガから探し始めて迷宮へ.結局,保育社の『蛾類図鑑』で絵合わせ成功.ヤガじゃん.
この蛾も「苔食い」とのこと.「みんな蛾」を参照されたい.胞子を食べているようだ.なるほど葉っぱをかじるよりも,消化がよくて栄養価が高そうである.
【馬場駐車場】
フラッシュのたびに逃げまどうリンゴケンモン.ノンネマイマイは地肌が純白なので見映えがよい.クビグロクチバはいつも落ち着きがない.
これは心躍る蛾.真っ黒で翅頂に白紋がある.今夜のメインディッシュだ.
すぐに分かった.ツマジロカラスヨトウ.昨夜は「キノコヨトウ」で今夜は「カラスヨトウ」.芸域がどんどん広がっております.前翅長は28mm.大型というほどではないが,印象は強い.
「前翅は灰褐色,やや紫褐色を帯び(『大図鑑』p.770)」だが,夜なので真っ黒である.ぽつんとした白点(画像では黄色い)と,外縁のくすんだ白が目立つ.
珍しい蛾ではないようだが,充分満足.
初見のカラフトゴマケンモン発見.腎状紋がはっきりしているから大丈夫だと思う.残念なことに擦れて頭が禿げていた.貼るのは保留しておこう.
※ナガフタオビキヨトウ.
【錦大沼入口】はぁゃιぃ若者たちがたむろしていた.お盆なのでこういう手合いが出現する.ドクガが飛び回っているに違いないのだが,腕やら足やら平気で出している.
回避.