コモリグモ.ホシオビキリガ.【写真日記虫】

 上司の転勤の引っ越しの手伝いついでに川辺を探索.


 もうアリが出てきている.アリが出てくるといよいよ虫の時期である.

 後者は土を崩した時に.女王?


 後はだいたいクモである.いくらでも枯れ草の中から飛び出してくる.画像では見えていないが,胸背の筋が茶褐色で,全体に錆びをまぶしたように見える.

 カメラを少しずつ近づけていく分には意外と逃げない.


 こちらは家の壁.暖かいのか,貼り付いている.大きめのものを3頭確認.

 なんとなくゴリラ顔である.


 トビケラ.6mmほど.やっぱり同定できるような気がしないなあ.


 荷物運びで疲れ果てる.運輸業や倉庫で働いている人はすごいと思う.


−−−−−−−−−− ここから夜の部 −−−−−−−−−−−


 一昨日同様に糖蜜を仕掛けておいての夜出撃.錦大沼公園へ.


 電気カンテラに白いレジ袋を2枚かぶせて減光.肉眼では申し分ないのだが,ファインダーにとっては暗すぎるようだ.
 木立の中に,蛾が1頭飛んでいるのが見えた.期待が高まる.順番に樹を照らしていく.


 いたいた.

 ん? ここはスプレーした記憶がない.見るとわたしのよりも濃厚な蜜が樹にべったり塗られている.別の人の仕掛けたものだ.蛾好きの人が他にもいるらしい.
 他人の獲物をちゃっかり横取りしている訳だが,採集しているのではないから許してもらおう.

 前翅長はおよそ20mm.前回と同じホシオビキリガだと思う(「*--蛾飢道談話室--*」でashさんのお墨付きをいただいた.感謝).前回の個体よりも斑が強い.いわゆる「ゴマダラ型」.両翅の黒紋に斑がアーチをかけているのが面白い.


 わたしの仕込んだ樹にも蛾は来ていたのだが,そちらはバタバタしていて樹にとまらない.蜜が流れてしまっているためだろうか.結局この夜に見つけた蛾は4頭である.
 さっきの所(わたしのではない糖蜜)に戻って撮影続行.

横から撮り.早春対応にふさわしく,防寒用の「もかもか」フード.


 アルテンの灯火も回ってみたが,そちらは収穫なし.この分だと1週間もすれば「分からないシャクガ」だらけになるのだろうけどねえ.