ヒサゴスズメ.エゾアカガネオサムシ.フタシロスジナミシャク.ヒメクチバスズメ.トビマダラシャチホコ.ウンモンスズメ.【写真日記虫】
毎日毎日じけじけした天気だなあ.本当は電撃的に忙しいはずなのだが,そういう事実から目をそらす意志の強さ(弱さ?)は40数年の人生経験のなかで身に付けている.
<温泉看板>
下に落ちもの2種.
まず茶色い方.
ヒサゴスズメ.小さい.前翅長31mm.♂なのだろう.模様は先日の個体よりも荒々しいというか手抜きというか.
いかにも踏みつけられそうな所に落ちているので,指に留まらせて看板裏の杭に移動.ここなら人目につかない.
次は黒い方.じっと固まっているので寄って正面から.こんな撮りばかりやっているなあ.
『探そう! 北海道の虫』(北海道新聞社)で調べるとサイズと上翅の様子からキタクロオサムシ.体長23mm.
※同定ミスだと思う.エゾアカガネオサムシ
・その他.おそらくエゾカギバ(18mm)の美しい個体.ゴマケンモン.これらはぜひ後日に.
・ヒゲナガカワトビケラ沢山.
小振りのシャクガ.要解剖のAbraxas属ではなさそう.
2日間悩みまくってフタシロスジナミシャク.横線の褐色斑の弱い個体の写真に惑わされた.
こういう白地に鳥糞のシャクガは,堂々と葉っぱの上側に翅を広げて留まっているのを昼でもよく見かける.擬態の観点からはそれで正解だとは思うが,やたらと目立つのも確かである.鳥はそんなには欺されないと思うのだがねえ.
<駐車場>
眼視では画像よりももっと黄色い枯れ草色に見える.
前翅長35mm.調べ直すとヒメクチバスズメだった.クチバスズメやモモスズメよりも一回り小さい.
・アカハラゴマダラヒトリ*2(この夜トータル5頭).未同定ヤガ,(´ー`)/~~.
<覚生川通り>
・ルリモンエダシャク,スレスレ.
・エゾエグリシャチホコ(21mm),茶の単色とはいえフラッシュに映える蛾.機会があれば後日.
こちらはトビマダラシャチホコ.22mm.
「への字」の腎状紋の飾りはあるものの,基本的にはネズミ色のゴワゴワしたコートをがっちり羽織った色気のない蛾である.
温泉前に戻って,路側の段差.
Σ(゚д゚)オイオイ,この色格好はウンモンスズメだ! 翅をぴったりと立てて留まっているスズメガは初めて.羽化してまもないのだろうか.
今年はスズメガのペースが早い.ベニスズメももうすぐの予感.
コンビニで,落ちていたナカスジシャチホコ解放.せっかくの美麗種も,蛾になじみのない人には目に止まりさえしないのだろうな.
ウィンドウにモンシロツマキリエダシャク貼り付き.放置.