シロアヤヒメノメイガ.リンゴツノエダシャク.キドクガ.キンオビナミシャク.オオハガタナミシャク.オナガミズアオ.【写真日記虫】
食事をして,薬を飲んで.体の感じがさすがに違うなあ.
夜8時半,空にはまだ明るさが残っている.北海道の夏の夜は短いのである.その分,冬の夜が長いのだけど虫撮りにメリットは全くない.
大失敗.ノギス忘れた.ここから引き返すのも面倒だなあ.指計測でいくか.
快晴だけど風が強い.蛾にはきつそうだ.
<温泉看板>
歩いていると雑草の中から飛び出してくるいつもの蛾.今シーズンは一昨日の昼間に確認している.
シロアヤヒメノメイガ.前翅長は1cmより小さい.大写しにするとなかなかシックだが,眼視では小さな枯葉の切れ端のような感じ.
横から.
脚がトゲだらけだ.何かの痕跡なのだろうな.講談社『大図鑑』では,草原にごく普通で,昼間活動するし,灯火にも飛来する.(p.356)
いつ寝るんだろう.
シーズン初物.あまり大きくないので♂.珍しくないので尊顔画像のみ(翅を見たい方は上の検索窓をご利用ください).
リンゴツノエダシャク.こう見ると触角が重そうである.立てているのは疲れるに違いない.
・モンシロツマキリエダシャク*2,その内に貼りたいのだが….落ち着きのないヒロオビウスグロアツバ.
・夜が更けると蛾の種類が増えてくる.セダカシャチホコ,これも貼りたいが割愛.ホソバナミシャク.モントガリバ.
・いよいよスジキリヨトウが出てきた.こいつは年3化かと思うくらいしょっちゅういる.この夜,コンビニでさらに2頭確認.
<駐車場>
昼間にドクガの幼虫を見た縁なのか,キドクガ1号発見.この後,温泉看板近くで,もう1頭.後者の方が写りがいいのでそちらで.
ここから7月中過ぎまでキドクガ.7末から8月一杯がドクガ.9月になるとまたキドクガが出てくるはず.時期が重ならないようにしている?
Electrophaes属2種.
まず,キンオビナミシャク.初物.
次,オオハガタナミシャク.常連.この夜*2.
息を飲むような美しさ,とは思わないのだが,眼をなかなか楽しませてくれるメンバー.
・シロオビヒメナミシャク*2.ハネナガブドウスズメ.うーん,ここらも貼りたいけど後日.冬にかなあ.
・不明ヤガ.蛾LOVEさんの「虫我像掲示板」にSOS.(・∀・)/~~.
※蛾LOVEさんから,シロシタヨトウとの見立て.感謝〜!.
<覚生川通り>
・よれよれのツマキリエダシャク.
・見事なアオスジアオリンガ.埋もれさせるのはもったいないなあー.
でもこれは落とせない.やっとオオミズアオ様だ.
オナガミズアオだと思う.人魂が灯っているような眼状紋がなかなかいい.
この夜2頭.1頭は右翅が半分損傷していた.もうまともには飛べないだろう.画像の個体もくるくる飛んでは一度ならず舗石の上に鈍い音を立てて落下する.
この美しい蛾に出会うことは夜回りの喜びの一つではあるのだけど,彼らがどうしようもなくボロボロになって死んでいくのを見るのは辛いものがある.
虫の命がどうしようもなく軽いのはよく分かっている.でも,この蛾は大きいだけに,それだけ,そのとまどいや苦しみが伝わってくる.
特に記していないが,アカハラゴマダラヒトリ沢山.旬が長いのでまだまだ付き合い続けることになるが,先発隊がそろそろ強烈にスレてきていたり,地面で死んだりしている.これを見るのも辛い.