オオハエトリ.ウススジハエトリ(?).シロアヤヒメノメイガ.ミスジツマキリエダシャク.アトボシエダシャク.スコットカメムシ.イタドリハムシ.クロスジホソアワフキ.【写真日記虫】

 昨夜はざんざんの雨.朝になって雨は上がったもののすっかりガス.部屋の除湿器はフル稼働である.


 コンビニで昨年来の未同定蛾撮り.どうやらクロテンキヨトウに似ているが,「みんな蛾」によれば「前翅だけでは同定困難」とのこと.了解.このサイズ(20mm)の蛾が大人しく翅をめくらせてくれるだろうか….


 朝から仕事の関係でアルテンのキャンプ地へ.昼休みなら虫撮りができる.
 カメラを持って散策といえば優雅だが実際は時間が限られているので,気分はタイムレース.

 たまにはね,ハエトリグモを.
 まずトイレの裏.オオハエトリ
オオハエトリ
 当ブログでも「右上画像コーナー」でおなじみの奴である.あまりキレイには撮れていない.
 次はどうやら初見.ウススジハエトリ? 腹部の毛が目立たず,皮膚感がある.ググって見ると,どれもこれも同一種と思えないほどいろいろ.全然分からないです.
ウススジハエトリ?
 産卵前の♀? 元気があまりなかった.
ウススジハエトリ?
 どうも不安げである.

足下の雑草から中小の蛾がどんどん飛びだしてくる.昼に撮った蛾像はわたしには貴重である.
シロアヤヒメノメイガ
 小さいのはほとんどがシロアヤヒメノメイガ(11mm).アップだとなかなかであるが,飛んでいるところは黄灰色の小蛾にすぎない.どんな蛾なのかをよくよく見たことのある人は少ないと思う.まして名前….せめて,もっと覚えやすい種名にならなかったものか.

 大きい蛾になると飛行能力が高い.たいてい逃げ切られる.やっと撮れる所(建物の壁)に留まってくれた個体.
ミスジツマキリエダシャク
 モンシロ,ではなくてミスジツマキリエダシャク.初見である.19mm.カラマツの害虫であるという.個体変異が大きいそうだ.第1印象は「ヤガっぽい赤色」.

 昼飛性の蛾がいないかと探すのだが,はかばかしくない.
 しばらく追跡して,これはアトボシエダシャク
アトボシエダシャク
 すぐに草の陰に隠れたがることに加えて,翅を半開きにするので撮りにくいことこの上ない.後翅の「・」で何とか同定.

 ・クロヒカゲベニシジミ割愛.前者はそれなりには撮れたのだけど,蝶の優先順位は高くない.蝶メインならばもっと良質のブログが沢山ある(例えば,yohboさんの「虫つれづれ@対馬」とか.アンテナ参照).
 ・ミヤマオビオオキノコベニホタル割愛.単に写りが悪かった.
 ・トゲカメムシ幼体は割愛.常連過ぎ.

 イタドリの葉にスコットカメムシ.体長12mm.
スコットカメムシ
 この時期に見つけたのは初めて.最もよく見かけるのは秋である.成虫越冬でちょうど今時分が産卵のはず.その割りには新成虫かと思ったほど痛んでいない.
 秋の越冬地探しの時以外は山寄りの方で生活しているものと見える.
スコットカメムシ
 結合板(腹の横からはみ出している部分)の模様がこんなにはっきりウネウネになっているのも始めて.

 どんどん逃げて行くスコットカメムシのそばにいた甲虫が,カメラなど気にせずに悠々と食事を始めた.こういう差異は虫の種類というよりも個体の個性に属するように思う.
イタドリハムシ
 イタドリハムシの食事.もちろんイタドリの葉である.下から見上げる姿勢で撮り.ピンが甘いのはそのためである(言い訳).

 ヨモギに小さなアワフキムシ.模様がくっきりしているの撮っておく.アワフキムシはジャンプして逃げるので撮影に慎重を要する.ピンが甘いのはそのためである(言い訳).
クロスジホソアワフキ
 クロスジホソアワフキ.6mm.サクラの害虫であるという.そういえば職場のサクラの樹で見たような気がする.こんな小さな虫が付いたって何でもないだろうと思うのだが,ウィルス性の病気を媒介することがあるらしい.

 ・クロアナアキゾウムシ*2,写真写りが素晴らしくいいのだが割愛.


 1時間ちょいちょい.濡れた下草に靴と靴下がぐっしょり.
 キャンプ場の管理棟の入り口横にモモスズメが落ちていたが目をつぶった.