エゾギクトリバ.スナゴミムシダマシ(sp.?).【写真日記虫】

 早めに帰宅できた.小雨模様.今夜は出撃なしになる.こんな日がたまにはないと,こちらの身も心も持たない.虫撮りが心の支えになっているのなら毎日毎日虫虫虫虫でもいいのだろうが,違う.毎日だと疲れる.


 というわけでたちまち飲み出す.途中アルコール切れでコンビニへと補給に旅立つ(もちろん歩き).ウィンドウの虫チェックはもはや習慣.
 テンクロアツバばかりで,ヤガの小さいのがちらほら.と,入り口の近くにトリバガがいた.割と大きめ.顔を寄せて観察すると,翅に赤褐色の筋がしっかりしている.これなら同定できるかもしれないと思った.
 カメラを取りに家に引き返す.ビョーキである.
 数分後,再来店.まだ逃げずにいた.もしもいなくなっていれば,わたしは店頭で暴れたかもしれない.逃げられる前に撮れ,が定石.出来上がりかけているので,いつもの手ぶれに劣るとも優らない.露出も変.その後おもむろに入店.安ワイン購入.


エゾギクトリバ
 エゾギクトリバ.前翅長は5mm強だと思う(測定していない).
 これで差し渡しが4cm以上もあれば怪物的な姿がもっと人々の眼に触れるのだが,2cm以下ではただの「T字」でしかない.トリバガは知らない人には金輪際目に入らない蛾だと思う.
 検索してみると,名前の通りにキク科植物の害虫である.てっぺんの若芽の所から侵入してシンクイムシをするらしい.「北海道病害虫防除所」HPを見ると,「ヤーコンの新発生病害虫」に認定されている.ヤーコン自体が新顔の作物だから,何か虫がわけば自動的に「新」害虫になるのだろう.
 (ところで,とあるサイトでは「ヤーコンは植物学的な仕組みで害虫がつかない」などと書いてある.トンデモな雰囲気120%だなあ)
 今夜はこの蛾だけ.


 −−−−−−−−−− お蔵だし −−−−−−−−−−−


 7月2日(要するに昨日)の記事でのシデムシ.「ふたば」に貼ったところ,スナゴミムシダマシと判明(教えてくれた,きりたんぽさん,しましまさん,感謝!).
スナゴミムシダマシ(sp.?)
 ひょっとしたら近似種(ヒメとかコとか)かもしれないのでsp.扱いで.体長10mm.
 こんな虫は始めて耳にした.甲虫は大変である.蛾の同定も大変だが,甲虫もひどいものである.海辺とか川辺とかの砂っぽい所にいて,いろんなものをテキトーに食べている虫らしい.


 −−−−−−−−−− ここまで −−−−−−−−−−−


 さて酔っぱらいです.病気には絶対よくないのですが,どうせ未来には何も期待していません.