キイロアツバ.ゴマダラベニコケガ.ヒトツメカギバ.ナシイラガ.ハミスジエダシャク.クルマスズメ.【写真日記虫】
HPをサパーリ更新していないが,こっちのブログの方が火の車なのでどうしようもない.さらには某協会から「詩を書け」という無言の圧力がかかってきている.でもなあ.ずーっと書いていないなあ.
<温泉看板>
・相変わらずエゾシモフリスズメが多い(右上画像).この夜4頭.
・オオ(オナガ)ミズアオが落ち着いてきた.2頭.先週末にかけてあらかた轢かれてしまったのだろう.
・主役は小さなメイガやアツバたち.テンクロアツバは依然目立つ.それらに混じって中型の夏のシャクガやシャチホコガ.
・スジモンヒトリ.めくってみたらやっぱりアカハラゴマダラヒトリ.2〜3頭ずつ.
これもアツバ.よくあるデザイン.
キイロアツバ.前翅長15mm.中横線は例の「垂れ乳模様」なのだが,内横線・外横線に個性があるので同定できた.中横線のスタイルは他のアツバにも見られる.進化上の原型の蛾がたまたまこういう模様で,デメリットが特にはないのでそのまま継承されたものだろうか.ストア派は世の中のことの大抵はアディアフォラ(善でも悪でもないもの)と見なしたが,アツバのこんな模様も適応上プラスにもマイナスにもならないものに違いない.どうでもいいものは廃棄されるかといえばそうではなくて,棄てる理由がないという理由によって保守されるのが常である.
小さめの蛾のなかで,コケガ類は色彩で目を楽しませるグループである.
ゴマダラベニコケガ.前翅長15mm.竹トンボを作るとき,竹を斜めに削るとこんな感じの模様が出てきたような記憶がある.
<駐車場>
シャクガにも紛らわしいのがいるのだが,これはヒトツメカギバ.
前翅長18mm.白地に鳥糞タイプの蛾である.この蛾はまだ控えめで上品な方だろう.これが普通の眼状紋なら一般向けの美麗種だったのに,というところ.
2chの「蛾が怖い」スレに「マッチョな蛾」として画像リンクされていた蛾.このスレはある意味で蛾好きには必見である.
ナシイラガ.14mm.こんな小さい蛾できゃあきゃあ言わなくても….確かにイラガはズングリムックリではあるけどね.
こういう地道な蛾も取り上げないと,ただのキワ物ブログになりかねない(?).
ハミスジエダシャク.20〜25mm(逃げられた).おそらく「歯三筋」.外横線の歯形模様からと思われる.
・後は例によっていろいろ.クルマスズメ(42mm).トビマダラシャチホコ(24mm).
・15mmの小振りだがどう見てもナシケンモン.
※マツオオエダシャクの画像あり.
<温泉看板リターンズ>
・ミツボシツマキリアツバ(12mm).キタウンモンエダシャク(20mm),「みんな蛾」に登録してもらったのとほとんど同じなので画像割愛.この2頭の頭部接写は「*--蛾飢道談話室--*」へ.
<温泉駐車場>
クルマスズメ.この夜3頭.やっぱり今年はスズメガの当たり年だと思う.
駐車場で暴れまくった挙げ句,疲れ果てて裏返ってしまったもの.確保して移動.闇の中へ放った.
帰路,コンビニには寄らず.昨夜の安ワインがまだ半分残っている.