ナマリケンモン.エゾスズメ.クロミャクホソバ.キリバエダシャク.ネグロケンモン.ナカムラサキフトメイガ.
休日2日目.昼間は引きこもり.
夜,出撃.室内よりも外の方が涼しい.さわやかな風が… ではない.湿って重い風.車のライトにわずかにもやっている.
長袖の菜っ葉服を着て,虫除けに毛糸のスキー帽をかぶっていられる.その程度の気温である.23℃.
<温泉看板> 羽根アリが引き続き発生.
・今夜もホソバ類,メイガ類が主力.
はじめに眼についた蛾.
ナマリケンモン.前翅長17mm.
検索してみると,あまり話題になっていない蛾.17件ヒットして,わたしの「8月3日記事」がその内3件を占めている.「こういう珍しくないマイナーな虫についてもっと語ろう」がわたしのネット発信の数少ない存在意義の一つだと勝手に思っているので,もう少し勉強しておこう.
講談社『大図鑑』から引用.♂の触角は両櫛歯状,Anacronictaの中でも唯一の例外である.♀では糸状.(…)これに(引用者註:関東・東北低標高地域)対して,北海道および本州の山地帯ではおそらく年1化,7-8月に出現(…) (p.670)
とすると本個体は♂(8月3日のはおそらく♀).ちなみに属名Anacronictaは「ana+acronicta」で,acronictaが「薄暮」.「ana+nycta」が「夜の間」だから,こちらは「薄暮の間」だろう.
横から.
やっぱり普通なものは仕方ないなあ.
・オオアヤシャク(29mm).ベニヘリコケガ(10mm)*2.ヒナシャチホコ(12mm).
小型ホソバは分かりそうもないのでスルーしているが,これは数少ない分かるホソバ.
クロミャクホソバ.前翅長11mm.これもネタのない蛾.そのうちじっくり調べよう.
横から.
・ゴミムシの類.後回し( ̄ー ̄)/~~.
※オオアオモリヒラタゴミムシ.
<駐車場>へ移動.
バッテリーが切れかかってきた.今日は予備を忘れているので節約しないと場合によっては残念な思いをすることになる.ピンポイントで必要なものだけ撮ろう.
これはきっと初見.撮らない訳にいかない.ムラサキエダシャクと同じ半開きタイプ.
キリバエダシャク.前翅長22mm.ぼーっとした枯葉色に褐色の横線が入っているだけ.地味だなあ.
・ノンネマイマイの♀(29mm).♂が20mmほどだから全然違う.
白い蛾.調べてみると春に撮っていた.
ネグロケンモン.17mm.
5月16日のものよりも,白地が印象的である.今回は2化ものだろうから,それによる差異かもしれない.この夜,物置小屋でもう1頭確認.こちらも白かった.
・疾走するノコギリカミキリ.クワエダシャク,撮らず.
<温泉看板>
・10mmのトビケラ.植物の種のように見える.画像割愛.
ここでバッテリー表示が赤に.撤退.