マエアカスカシノメイガ.ホソガの一種.ヒマハマキガの一種.トリバガの一種.

 もっと早く更新できるつもりだったが,遅れてしまった.同定に手間取ったあげく,結局諦めてしまったためである.同定はやっぱり難しい.これまででも,怪しげなものは沢山ある.(10/28記)


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 時々,車のフロントにひらひらしたものが飛び込んでくる.だがそれは風に舞う枯葉である.


 19時半で気温は13℃.曇空で月は隠れている.もう寒さにはだいぶん慣れた.今夜は寒くない.


 <駐車場>

 この夜,マエアカスカシノメイガを3頭確認.
マエアカスカシノメイガ
 前翅長17mm.寒い時期の蛾は大振りで毛むくじゃらの印象があるが,マエアカスカシノメイガは細身で涼しげな装いである.寒い時期の蛾は胴が太くて毛むくじゃらの印象があるが,この蛾は細身で涼しげである.要するに「我慢強い」のだろう.
 学名は Palpita nigropunctalis .属名は結構やっかいで,平嶋義宏『生物学名辞典』によれば,

(ラ) palpito ぴくぴく動く,痙攣する.または(ラ) palpo=papor なぜる+ita.(p.238,ヒメシロノメイガの項)

 単語だけでは確定できない模様である.
 それに比べれば小種名は簡単で,「黒い+点+がある」である.この画像では分からないが,黒ポチが翅にぱらぱらと少しだが撒かれている.

 ・心躍る美しいヤガ.ムラサキハガタヨトウかオオハガタヨトウかどちらか.判断つかず.「みんな蛾」送り.未同定( ̄ー ̄)/~~.


 <温泉看板>
 トビケラとミクロだけ.

 ヒメハマキ,までは分かる.そこから頓挫.
ヒメハマキの類
 前翅長8mm.あまり顕著な特徴がなく,さんざん調べたが未同定.( ̄ー ̄)/~~.問い合わせせず.
 せっかく(・∀・)カワイイのに種名が分からない.これがヒメハマキのネックである.

 ・コナガに似ているが背中の模様が違う蛾.個体変異の範疇に入るのかどうか判断できない.これも「みんな蛾」へ.( ̄ー ̄)/~~.

 これはホソガ,までは分かる.そこから頓挫.
ホソガの類
 前翅長5mm.この姿勢はホソガだよなあ.


 覚生川通りへ.
 ・すれた白っぽいヤガ.画像をよくよく見てモンキキリガの晩年と判断.

 トリバガは最初から同定できるものとは思っていない.だって翅の模様がこの蛾は分からない.
トリバガの類
 なかなか大きい.前翅長7mm.トリバとしては大きめ.でも未同定.調べたけど分からない.( ̄ー ̄)/~~.残念なんだけど.


 カメラのバッテリーが上がった.撤退.