ウスベニスジナミシャク.クロオビシロナミシャク.カギモンヤガ.ミスジトガリバ.
午前中はダウン.疲れがたまっているやら,筋肉痛(職場の古い資料の整理作業.棚も動かすので引っ越し屋とあまり変わらない)やら,ひたすら( ゚Д゚)ネムヒーやら.
昼から出勤して,ひたすら「古雑誌・古資料縛り」.
……… ヽ(´Д`;)ノ
夕方近く.庭先でヤナギの花.
20時出撃.ガスがかなり出ていて,街灯の光がチンダル現象を起こしている.気温は2℃.
<錦大沼公園駐車場>
ウスベニスジナミシャク.前翅長14mm.
紅筋型が出てきた.この手の小型のナミシャクは,首が細くて,小顔で,眼が大きい.
移動.
温泉看板の前で男がコンデジを構えている.何のつもりか看板を撮っている.人のことは言えないが,不審者に見える.
看板に蛾反応がある.この人物が画像汚しとばかりに蛾を追い払ったりしないか,極めて不安である.争う気はないので,先に奥の駐車場へ.
<アルテン馬場駐車場>
・ホソバキリガ(17mm).おそらく… カバキリガ.でも16mm.小さすぎる.
<温泉看板>
怪しい男はもういなくなっていた.蛾はまだいた.
遠目には皺のようにしか見えないが,くっきりした美しい横線.
クロオビシロナミシャク.13mm.昨年は5月の終わり頃まで見かけている.
学名は Trichopteryx ustata .
属名は「毛のある翼」.小種名は uro 「燃える」から.「焼けこげている」とか「焼けて茶色い」とかいうことらしい.
<覚生川通り>
路灯の根元.
あれれ,何だったっけ.シロモンヤガでは季節が合わないし.かなり考えて,およそしばらくして思い出した.
カギモンヤガ.19mm.春のモンヤガ.昨年は糖蜜に現れてはすばやく逃げていた蛾である.
学名は Cerastis pallescens .
属名は「角のある」.肩の張り出し? 小種名は「青ざめた,色褪せた」.
・カシワキリガ(高所で測定×).カギモンヤガ(17mm).
この夜2頭目のウスベニスジナミシャク.14mm.
学名は Esakiopteryx volitans .
属名は「江崎(昆虫学者江崎悌三氏か.この人に献じられた昆虫名は沢山ある)+翼」.小種名は「飛び回る」.
<温泉駐車場>
ミスジトガリバの死骸.おそらく車.
学名は Achlya flavicornis jezoensis .これは『生物学名辞典』に載っている.属名:暗色の蛾,の意.(……)小種名:(ラ)黄色の触角の. (p.359)
亜種名は「蝦夷の」.
カギモンヤガ.この夜3頭目.前翅長20mm.
さっきのトガリバのこともあるので移動させる.触角をぴくぴくさせて嫌がったが,なんとか手に乗ってくる.暗がりの縁石へ.