オカモトトゲエダシャク.ウスバキエダシャク.ヒメカレハ.ムラサキエダシャク.フトフタオビエダシャク.カバキリガ.カシワキリガ.
この日の最高気温は18.2℃だったそうである.8℃まで下がって,20時出撃.日中の本来の気温並.ただならぬ暖かさ.
<錦大沼公園駐車場>
落ち蛾を満喫.
オカモトトゲエダシャク.前翅長17mm.
全体の大きさは2cmほど.アスファルトの上にぽつねんとしていると,おもちゃめいて見える.
この夜,都合2頭.
ウスバキエダシャク.また17mm.とは言え,形が違うので印象が違う.
被写体の眼の高さで,というほどの被写体ではないのがよーく分かる.表情がないからねえ.
こちらはヒメカレハ.17mm.
詳しくは拙HP参照.
道路から,車が1台,公園へと左折してきた.駐車場に入ってきて,一人の男が降りる.わたしよりも年上に見える.
声をかけてくる.「虫ですか」「そうです」
地面に這いつくばっているわたしを見て「虫」を思いつくのは只者ではない.心得のある者かもしれない.彼はトイレに向かう.その予定だったのである.
Selenia tetralunaria という学名は出てくる(「4つの月のセレネー*1」の意)のだが,和名が頭から飛んでいる.
ムラサキエダシャクだった.21mm.
年2化で秋にも出てくるので「春蛾」という訳でもないが,それでも苫小牧の春には欠かせない蛾である.
男が用を済ませて出てくる.うずくまってムラサキエダシャクを撮っているわたしを観察しているので,こんなのを撮っているのだとディスプレイを見せて説明.
向こうは「蝶はよく撮っているのだけど,蛾は抵抗があってねえ*2」とか言う.やっぱり,その筋の人だったんだな.関心を持ったと見えて,懐中電灯で地面を照らして蛾探しを始めた.有りがたいといえばそうなのだが,辺りの蛾はもう探し尽くしている*3.
適当なところで「それじゃ移動しますので,どうも」と言って駐車場を後に.相変わらず社交性の乏しさを遺憾なく発揮したのだが,あんな状況で初対面の人と会ってもどう対応したらいいのか分からないのである.
<アルテン温泉看板>
看板の枠木にフトフタオビエダシャク2頭.3頭でやって来て,2頭は生きながらえ,1頭は死んだ計算.結構大きく,遠目にもしっかり蛾である.そして必要以上にみすぼらしく見える.21mmと20mm.
画像は21mmの方.
ウスベニスジナミシャクも2頭.緑型が16mm.紅型が14mm.
画像は緑型*4.
・マルハキバガっぽいの1頭.
<馬場駐車場> 不調.
<覚生川通り>
・カギモンヤガ(18mm).ホソバキリガ(測定×).
カバキリガは*3.20mm,×,17mm.
これは×の蛾.
たびたび書いているように,こういう性質のブログなのである.
蛾慣れしている人*5以外には訳分からないだろうなあ.
<温泉駐車場>
・カギモンヤガ.最後にまた17mm.この夜,都合2頭.
大漁.これで明日も仕事でなければ… (TдT).