ヒメカレハ.

 昼から雨.職場の窓から庭を見ていると,サクラの花に来ていたヒヨドリが急に逃げ出す.カササギが現れた.カラスより心持ち小振りで胸から腹のラインが丸っこい.お腹が白いのでそれがよく目立つ.
 3羽いる.どういう仲間なのかは分からない.小雨の中,芝生をホッピングしながら餌探しをしている.
 ちょうど来合わせた同僚に話しかけると,そうなんですか,と見入った.たいていは鳥などに関心を持たないから,こういう人種は貴重である.
 さらに彼は,鷹匠のように腕に大きい鳥を乗せてみたいものである,と言い出す.なかなか面白い男である.まだ若い者も棄てたものではない.


 夕方には上がっていた.道路も乾いているので出撃.寒い.風邪とみえて咳が出る.


 <錦大沼公園駐車場>

 今夜もヒメカレハ.前翅長18mm.
ヒメカレハ
 また横から.上からでは何がどうなっているのか分からないからである.
ヒメカレハ
 「みんな蛾」では食草不明とのこと.北隆館『昆虫大図鑑』では

幼虫の食草や生活史の日本での詳しい報告はないが,欧州やアムールでは調べられていて,シラカンバ・カンバ・ハシバミ・ナツハゼ・ハマヤナギ・エニシダ・リンゴ等が食草として知られている. (p.171)

 昨日記事のPhyllodesma ilicifolia 種(かつては日本種はこれの亜種とされていた)で検索すると結構ヒットする.幼虫画像もあった.よく見かけるタイプの毛虫である.


 <温泉看板><温泉駐車場><馬場駐車場>は不調.覚生川通りをチェックする気力はなかった.