ルリオビナミシャク.ヒメハナバチの類.キタヒメヒラタアブ? フンバエの類.

 本当は締め切り仕事で大変な状況なのだが,昨日とはうってかわった明るい朝である.
 結局出撃.緑ヶ丘公園へ.14℃.


 公園に着く頃には小雨.いわゆる「キツネの嫁入り」雨.すぐにやむはず.


 雨とは関係ない特異点トイレ.やっぱりわたしは,トイレの裏手の日陰でカメラを持ってうろうろするのがお似合いらしい.
 でも蛾はいる.

 初物.ルリオビナミシャク.前翅長11mm.
ルリオビナミシャク
 美しいかどうかは定かではないが,渋い苔色の蛾である.この緑はすぐに色褪せるらしい.「UK Moths」の記事「Yellow-barred Brindle Acasis viretata」から拙訳.

この種の英名(「黄帯の斑」)は野外で通常見られる色合いを示している.しかし,発生したばかりの新鮮な状態ではこの種は普通緑色である.それはすぐに色褪せる.

 なるほど図鑑で見ても,全然「ルリ」ではない.
 学名 Acasis viretata の属名は固有名詞だと思うが分からない.種小名は「緑色の」.


 雨が通り過ぎて陽が差す.タンポポが黄色く輝く.ハチ・アブ探しへ.

 シーズン初コバチ
ヒメハナバチの類
 ヒメハナバチの類だと思う.白い毛と脚を花粉だらけにしている.顔の毛は邪魔っ気にしか見えない.
 横から.体長は1cmほど.同定に使えるのではと思ったのだが全然.
ヒメハナバチの類
 この日はハナバチはこの1頭だけ.

 昨日に続いて「キタヒメヒラタアブ?」.
キタヒメヒラタアブ?
 口吻を伸ばして,花粉をこそげているように見える.

 これは昨年も時々見かけた奴.頭が小さくて胸が大きいのでヒシバッタの双翅版のような感じ.
フンバエの類
 調べると,フンバエの一種らしい.あんまりな名称だが,成虫は補食性とのこと.糞に集まって産卵するので「フンバエ」の名を賜ったもの.この科は♂でも眼が小さい.
 どうしてこういう手合いの方が上手く撮れてしまうのだろう.(ノД`)


 というわけで気持ちが半分以上仕事なので落ち着かない.撤退.