エゾハサミムシ.アザミウマの類.カタクリハムシ.ルリシジミ.ハネカクシの類.カワゲラの類.ニッポンクロハナアブ.クジャクチョウ.アカマダラ.
今年は季節が1〜2週間早く動いている.好天.北海道は1年の中でもっとも快適な季節に入りつつある.
10時半まで待って出撃.
自宅の壁にエゾハサミムシ発見.
最高のお見送り.仕事は最悪の状況になりつつあるが,虫の方は何かよいことが待っているのかもしれない.
緑ヶ丘公園まで車で25分.
まずはタンポポの群落でハナバチを探すが,どれもすぐに逃げてしまう.待ち伏せて何とかなるほど個体数は多くない.キタヒメヒラタアブを1頭撮ってあきらめる.
コモリグモが早くも卵嚢を付けて走り回っているが撮れない.
結局,いつもの,野外調理場横のポリバケツ置き場へ移動.こんなにさわやかな天気で花だって咲いているのに,わたしはやっぱりトイレの裏やゴミ置き場に引き寄せられてしまうのである.
・5mmほどの池の尾の禅智内供のような黒いゾウムシ.割愛.
・正面からのクモ.残念ながらハエトリではない.割愛.
5mmほどの妙な虫を見つける.
どう見てもアザミウマである.翅の特徴(鳥の羽みたいに芯の両側に毛が生えているスタイル)も一致している.だが大きい.大抵のアザミウマは1〜3mm.
帰宅後,北隆館の大図鑑を調べてもそんな大きいのは小笠原にいるきりである.でもアザミウマでしかないなあ.ネットではデータを見つけられなかった.
坂を上って散策路へ.
オオウバユリが伸びてくると,こいつが現れてくる.
カタクリハムシ.おそらく成虫越冬.そういえば幼虫を見たことがないと思って調べると,地下の鱗片に食い込んで生計を立てているらしい(「北海道病害虫防除所」内記事「食用ゆりのカタクリハムシ」参照).
・ニッポンクロハナアブ.
・ヒメアカハネムシ.初見だと思うが画像割愛.
・ナガメらしい虫が飛んでいたが撮れず.
さて,いつものトイレ裏.
・ムラサキエダシャク(20mm).
エゾハサミムシ,オオハエトリは撮れず.
池のほとりの岩.
高丘公園への散策路入り口にハシボソガラスが6頭ほど遊んでいる.まだ若鳥なのだろうか.わたしが来るものだから逃げていく.
ニッポンクロハナアブ,だと思う.
この日,花の上で最も眼にしたアブ.ハナバチよりもおっとりしていて,近づいてもなかなか逃げない.
・スジグロシロチョウ,撮れず.この日2頭.
ふわふわと赤いチョウが飛んできた.ベニシジミかと思ったが,大きい.
タンポポに止まった.タテハ系だ.吸蜜をはじめる.
サカハチ? それにしては小さい.サカハチは昨年見ているがもっと黒が強い.
どうやらアカマダラ.
日本では北海道特産とのこと.小振りの美しいチョウ.
公園では2時間弱を過ごした.気持ちは夜へ.